HOME>ホビスタ特集>夏休みの自由研究は、親子でハンドメイド ~子どもと一緒に、ママも夏の作品を~

Special 特集

特集

夏休みの自由研究は、親子でハンドメイド
~子どもと一緒に、ママも夏の作品を~

お子さんの夏休みの宿題は、進み具合やどんな物事に取り組んでいるのかなど、ママにとっても気になりますよね。今回は「何をするか」で悩んでしまうお子さんが多い自由研究におすすめのハンドメイドをお子さんの年齢に合わせて3つ、ご紹介します。そしてホビスタならでは、お子さんの作品と同じ材料や道具でつくれる、ママ向けのおしゃれなアイテムも一緒にご紹介します。悩みの種のお子さんの宿題を、楽しいハンドメイドタイムに変えて、親子で自由研究を楽しみましょう。

~低学年編~ かわいい小物入れと、ママはリッチ感のあるアクセサリートレイを

子ども用 小物入れ

大人用  アクセサリーケース

身近な素材、牛乳パックを使って、可愛い小物入れをつくりましょう。
ボンドで布を貼るだけなので、とても簡単、そしてきれいに仕上げることができます。

<<小物入れ>>

【作り方の流れ】
1)牛乳パックを切る
2)牛乳パックにボンドを塗り、1枚布に貼り付ける
3)牛乳パックの形よりひとまわり大きく、布を切る
4)布ののりしろ部分で牛乳パックをくるむ
5)小物入れの形に組みたてる

【材料】
牛乳パック1個
好きな布 牛乳パックを開いた状態より少し大きいもの 1枚
木工用ボンド

【道具】
刷毛  太めの絵筆などでもOK
はさみ
アイロン
クッキングシート(あれば)

【準備】
木工用ボンドを器に出し、水を少し加えて刷毛で塗りやすい固さに調整する。
チューブの水性絵具くらいの固さを目安にするとよい。

【詳しい作り方】

① 開いた牛乳パックを写真の黒い線の位置で切り、赤い部分を切り落とす。

本体部分は牛乳パックの広い面、3面分です。

持ち手はお好みの太さで。今回は3㎝で作りました。

② 写真のように、牛乳パックを三等分した位置に線を引き、はさみで切る。

③ 本体になる牛乳パックの片面にボンドを塗る。
塗る面は、パッケージ側、内側(無地)のどちらでもOK。

今回は、パッケージの絵柄が見えるようにしたため、白い面にボンドを塗っています。

ボンドはまんべんなくすみずみまで、薄めに塗ります。
塗るというよりは、筆を牛乳パックにたたきつけるようにポンポンとボンドを置いていくと塗りやすいです。

途中で牛乳パックを持ち上げて、光にあてて塗り忘れがないかチェックしましょう。
(ちゃんと塗れていれば光沢があります。光沢がない部分はボンドが塗れていません)

④ ③の牛乳パックのボンドを塗った面を上にむけて置き、その上に布の裏面を重ねて貼り付ける。

布の置き方

布を貼ったところです。布の下に牛乳パックがあります。

しっかり手で押さえます。

手で押さえて貼り付けたあと、アイロンをかけてしっかり貼りつけます。

このときアイロンは、滑らせずに押し付けるようにかけていきましょう。

※牛乳パックの表面に加工されているポリエチレンが、アイロンの熱(110℃以上)で溶けることで
布がしっかりとつき、きれいに仕上がります。

⑤ ④をひっくり返し、本体の牛乳パックより1cm外側に線を引く。

⑥ ⑤の線に沿って布を切る。
牛乳パックからはみ出ている1cmの部分が、のりしろになります。

⑦ のりしろとなる布の、角の部分を切り落とす。

⑧ 牛乳パックの端から1cm程度にボンドを塗り、布ののりしろ部分を折り込んで貼り付ける。

この後も、アイロンをかけたほうがしっかり貼りつきます。
ただし、牛乳パックがアイロンの熱で溶けだして、アイロン面に貼りつくため、
牛乳パックに直接アイロンをあてないよう注意するか、
牛乳パックの上に、クッキングシートを敷いてアイロンをかけてください。

⑨ ②で切った部分の布を切る。

牛乳パックにボンドで布を貼り付けているため、ほつれは出ません。

⑩ 持ち手をつくる。
③~⑧と同じ作業をして、持ち手をつくります。

⑪ 本体の真ん中に持ち手をホチキスで止める。

⑫ 写真のような角度で左右のパーツを持ち上げて、ホチキスで止める。

牛乳パックが重なりあう部分で正三角形ができるくらいの角度です。


⑬ 完成です。


<<アクセサリートレイ>>

【作り方の流れ】
1)牛乳パックを切る
2)牛乳パックにボンドをぬり、布に貼り付ける
3)牛乳パックの形より、ひとまわり大きく布を切る
4)貼った布ともう1枚の布で、牛乳パックを完全にくるむ
5)小物入れの形に折る
6)コーナーに目打ちで穴をあけて、リボンを通す

【材料】
牛乳パック
リボン
好きな布
コピー用紙 もしくは薄めの白い紙
木工用ボンド

【道具】
刷毛  太めの絵筆などでもOK
はさみ もしくは カッター
定規
アイロン
チャコペン 水で消えるものが扱いやすく、おすすめです
目打ち

【詳しい作り方】

① 牛乳パックを切る。

黒い線の部分をカットします。

赤い部分は、トレイの立ち上がり部分になります。
立ち上がりの始まり部分を、牛乳パックの折り目に合わせるときれいに折り曲げることができます。
今回は2cmにしました(立ち上がり部分の高さは、お好みで調整してください)。

参考/今回カットしたサイズ

② 短い辺の立ち上がり部分(今回は2cm)に線を引き、カッターの背などで折り筋を付ける。

黒い線が立ち上がり部分のライン

③ 角の部分に折り目をつける。

柄のある面が内側になるように、写真のように角を折る。

④ 牛乳パックの柄の面にボンドを塗る。

⑤ コピー用紙の上にのせてしっかり貼り、周りは牛乳パックと同じサイズに切る。

コピー用紙を貼った側が、完成時、トレイの内側になります。
(牛乳パックの柄を隠すための工程です。省略しても構いません)

⑥ トレイの内側になる布を切る。

布の上に牛乳パックを置き、牛乳パックの大きさより各0.5cm外側(赤い矢印の部分が0.5cm)に線を引き
はさみかカッターで布を切ります。

⑦ 牛乳パックの元から白い面にボンドを塗り、トレイの外側になる布に貼る。

ボンドを塗った面を、布の裏面に貼ります。

⑧ トレイの外側になる布を切る。

⑦を牛乳パックが上になるように置き、赤い矢印部分をのりしろとして牛乳パックより、各辺1.5cm外側に線を引き
はさみかカッターで布を切ります。

⑨ 角の布を切り落とす。

写真のように角を折り、しっかり折り目をつけます。


三角に余った角の布をつまんで切ります。
この作業を4つの角すべてで行います。

⑩ 本体の端から約1.5cmにボンドをぬり、のりしろの布を貼る。

すべての辺を貼ったら、アイロンをかけます。

⑪ トレイの内側にする布の4辺を、1㎝の幅で折り、アイロンをかけしっかり折り目をつける。

アイロン用定規があると、長さを測って折線を引いてからアイロンをかける手間が省けて便利です。

カレンダーなど少し厚手の紙に、端から1㎝の部分に線を引いたものでもアイロン定規の代わりになります。

⑫ ⑨の4つの角を切り落とす。

先ほどアイロンで折った個所を開いて、写真の赤線の部分をカットします。

⑬ 各辺のはしに両面テープを貼り、⑩でつけた折り目で折り込む。

折り終わったところ

表に返したところ

⑭ 本体に⑫を貼る。

⑫の裏面全体にボンドを塗る。


ボンドを塗った面を下にして、本体の上にのせます。

※今回は、厚手の布だったので布に直接ボンドを塗りましたが、ボンドが少し表に染み出してきました。
薄手の布や、目の粗い布を利用する場合は両面テープを使うか、薄手の画用紙に外側と同じ手順で内側の布を貼ってから作業をすすめると、仕上がりがきれいだと思います。

⑮ 端をヘラなどでこすってしっかり圧着させてから、アイロンをかけて布をしっかり貼る。

⑯ ③でつけた折り筋に従って、立ち上がりを折る、

⑰ 4つの角に穴をあける

穴をあける位置にしるしをつける

目打ちで穴をあける

厚くてかたいので、一気に貫通させるのは難しいです。
片側に穴が開いたら、以下の写真のように穴にチャコペンなどを突っ込み、反対側の穴をあける位置にしるしをつけます。

印をつけたところ

⑱ 穴にリボンを通して、蝶々結びで完成!

デイリー使いのアクセサリーをスタンバイさせておくのに、ピッタリなサイズです。
サイズは自由に変えて、もっと大きなトレイ、深さを出してカラトリーケースにしてもおしゃれですね。

次のページの中学年編では、癒しのランプシェードの作り方をご紹介します。

カテゴリー: アクセサリー , リメイク , 作り方・レシピ

Archive

その他の特集記事