HOME>ホビスタライフ>香りを「聞く」!?神社で「匂い袋」作り

Hobista Life ホビスタライフ

ホビスタライフ

2018.8.3

香りを「聞く」!?神社で「匂い袋」作り

いろいろなジャンルのハンドメイドに挑戦している、Me-nekoです。

和のハンドメイドに興味がある私、これまでにさまざまなワークショップで和の手作りを楽しんできました。
・裂き織り体験(記事は、12
・ミニ畳作り体験(記事は、こちら
・紙すき体験(記事は、こちら
・伊勢型紙(記事は、こちら

今回は、とても人気のあるワークショップ「匂い袋作り体験会」に参加してきましたので、皆様にご紹介したいと思います。

このイベントは、なんといってもワークショップ会場が「神社」であるというのが大きな特徴です。上野・浅草通り神仏具専門店会が主催となり、東京都台東区の下谷神社(したやじんじゃ)で開催されています。参加費1000円で、3種類の匂い袋を作成可能。材料であるお香は高価なので、とてもお得です。
今回は、6月23・24日に開催されたのですが(1日3回)、どの回も満員でキャンセル待ちが出るほどでした。私の参加した回では、実に72名の方々が集まっていました(インターネット予約可。興味のある方はこちらをご覧ください)。

会場に用意された机の上には、たくさんのお香が並べられていました。

先生がそれぞれのお香の特徴を説明。匂いの種類の選び方や袋に入れる際の適量はどの程度かなどを、具体的に教えてくれました。自分好みの香りをつくるには、「甘いまろやかな香り」や「スパイシーで凛とした香り」など、あらかじめ作りたい「香りのイメージ」を決めておくことがポイントです。

お香は、天然のものと化学的に合成されたものがありましたが、私は天然香料である「白檀(びゃくだん)」を使って調合することに。

先生からのアドバイスを聞きながら、一つひとつ香りを確認して調合していきます。

調合を進めていく途中、何度も香りを嗅いで確認していたので、だんだん香りが混じってわからなくなってくる場面もありました。
お好みの香りに調合できたら、用意されていた小さな布の袋に入れて、こぼれないように手芸用の綿を詰めていきます。

詰め終えたら、口の部分を閉じて完成! 私だけの匂い袋が出来上がりました。

ワークショップの中で印象的だったのが、先生がおっしゃっていた「香りを聞く」という表現。一般的には「嗅ぐ」ですが、「聞く」のほうがより香りに向き合っている気がしませんか?
そして、出来上がりのほんの微妙な違いでも、「これを多く入れすぎましたね」と、香りだけで内容がわかってしまう先生の技量にも驚嘆しました。
私は今回、白檀を含めて計8種類のお香を調合した匂い袋を作りました。
完成後、先生にチェックしていただいたところ、「しばらくすると強めの香りは気化して、華やかなものになると思いますよ」とのこと。
調合したてだけでなく、香りの余韻についても言及されていました。香りの世界は奥深いですね。

「匂い袋作り体験会」はすぐに定員が埋まってしまいますので、ホームページの小まめなチェックをおすすめします。
また、お香の調合からできる手づくり匂い袋のキットは、オンラインショップで2000円台~1万円台で購入が可能です。
香りに向き合い、自分だけの「香りを聞く」ひとときを楽しんでくださいね。

by

 

カテゴリー: ワークショップ , 雑貨・小物

Recommend

オススメの記事