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2020.1.16

ハンドメイドは脳を癒す!?

いろいろなジャンルのハンドメイドに挑戦している、Me-nekoです。

先日、知人から布をたくさんいただきました。
その中のかわいい布を使って、「小さなバッグとナプキンを縫って欲しい」とリクエストが。
お子さんのおままごと用のおもちゃにしたいのだそう。

家にあった、ちょうど良い大きさのバッグを見本にして完成品の大きさを決め、布を切りました。
画像右下が見本のバッグです。

直線を切る時には、ロータリーカッターがあるとスムーズ。

バッグはミシンで縫いました。

ナプキンも直線縫いだけで作ることができるので、初めはミシンでささっと縫ってしまおうと思いましたが、小さなお子さんがおもちゃに使うと聞いたので、こちらは心をこめてひと針ずつ手縫いで作ることに。

チクチクと手縫いを続けていると、あることを思い出しました。

私は以前、心に負担のかかることがいくつも重なり、精神的にとてもつらかった時期がありました。
体を動かすこともつらく、何も出来ない状態に……。
そして、何も出来ないことで、さらに自分を責めて落ち込むという悪循環に陥っていました。
そんな時、ちょっとした繕い物をする機会が。
久しぶりに指に革の指ぬきをはめ、和裁で使うかけ針で布をピンと張り、チクチクチクチクと無心で針を進めました。
すると、その縫物をきっかけに、少しずつ動けるようになり、自分を取り戻すことができたのです。

調べてみると、脳科学の分野では、手先を使った単純な作業が脳内のリフレッシュにつながると言われていることが分かりました。
何か大きな問題に直面してストレスを抱えているとき、人はどうしても頭の中がそのことでいっぱいになってしまいがちですが、ときには全く別なことで気持ちをそらして、心の安定を図ることも大切です。
脳を落ち着かせるには、できるだけ余計なことを考えずに集中できるシンプルな作業が良いのだそう。
手を動かしながら心を空っぽにできるハンドメイドに癒し効果を感じている人は多いようで、ハンドメイドの時間を「クラフトセラピー」や「ニットセラピー」、「ハンドメイドセラピー」として楽しんでいる方たちもいます。

作品が完成したときの達成感や充実感は、自信の回復にも繋がります。
ストレスを感じているときは「忙しくてハンドメイドの時間なんて取れない」と思うかもしれませんが、ぜひ思い切って自分を「癒す時間」を確保しましょう。
この記事を読んで、私のようにまた針を持つ喜びを思い出してくれる方が増えると嬉しいです。

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