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2017.11.26

ミニ畳作り体験

いろいろなジャンルのハンドメイドに挑戦している、Me-nekoです。

日本橋で行われた「着物サローネ」という着物のイベントに行ってきました。
同イベントで「畳でおもてなしプロジェクト」によるミニ畳作りのワークショップが同時開催されていると知り、和の手仕事が大好きなわたしは、さっそく参加することに。その際の畳作りレポートをまとめました。

「畳でおもてなしプロジェクト」とは、東京都が2020年オリンピック・パラリンピック開催予定地となったことを受け、「日本のおもてなし」「和の文化」を世界へと発信し、畳の良さを知ってもらうことを目的に発足されたプロジェクトのこと。
その一環として、各種イベントやセミナーを開催しているそうです。

ミニ畳を作り始める前に、まずは「畳のへり」を選びます。
パッと見ただけでも、こんなにもたくさんの色やデザインがあることに驚きました。


そのなかから私が選んだのは、「七宝つなぎ」という模様のもの。
伝統的な古典柄で、お正月飾りを飾るときなど、きちんとした和の設えに合いそうだと思ったのです。畳職人さんから、「昔ならお殿様が使う格式高い模様だよ」と教えていただき、自分の目利きに自信を持つことができました。

へりを選んだら次は、「畳表」選び。
今回のワークショップでは、たくさんの種類があるなかから、い草と和紙でできたものが用意されていました。
参加された皆さんは、どれにしようか楽しみながら悩んでいましたよ。

私はDAIKEN(大建工業株式会社)の「健やかおもて」を選びました。
和紙を樹脂加工した畳表で、撥水性に優れているためお手入れが簡単なのがポイント。
私も家族もアレルギー体質なので、ダニ・カビが発生しにくい素材なのも、選んだ大きな理由のひとつです。

ワークショップでは、畳職人さんが先生になって丁寧に教えてくださいました。
タッカーで畳表とへりを固定していきます。
私が選んだ七宝つなぎは、丸い模様が綺麗に出るように微調整する必要があったので、職人さんがその幅きっちり3.1mmに調整してくれました。細かいところを丁寧に測るのが、美しく仕上げるコツなのだそうです。

へりの端を曲げて止めるところは、布が重なると見栄えのよくない仕上がりに見えるため、端を斜めにカット。
角を折る時は、膨らまないように押さえつけながらキチッと折りこみます。

最後に裏面に滑り止めを貼って完成です。

厚みもあって、立派なミニ畳ができあがりました。
今から、年末年始のお飾りをどのようにしようか考えてしまうほどの素敵な仕上がりです。

参加費は無料だったにもかかわらず、作成し終わったあとに、畳のヘリでできたカードケースをお土産としていただきました。

い草の癒される香りと職人技を間近に感じることができて、充足感いっぱいの一日。
その名の通り、「畳でおもてなし」を最後まで感じられたイベントでした。

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