HOME>ホビスタライフ>紙すきで楽しくリサイクル

Hobista Life ホビスタライフ

ホビスタライフ

2017.11.30

紙すきで楽しくリサイクル

いろいろなジャンルのハンドメイドに挑戦している、Me-nekoです。

としまえん遊園地で開催された練馬まつりに行ってきました。

同時開催の、「環境に配慮したライフスタイルを推進」をテーマとした「エコスタイルフェア」では、リサイクルで回収された牛乳パックを使った「紙すきで楽しくリサイクル~ハガキ作り~」のワークショップが開かれていたので、参加してみることに。

紙すきを始める前に、まずは紙の原料となるパルプ作り。
牛乳パックの表面にあるフィルム素材(ポリエチレン)をはがし、細かくちぎって水に浸していきます。少し時間を置いたらそれをミキサーに入れ、どろどろの状態にします。これがリサイクルパルプとなります(画像中央の容器に入った白い液体がパルプ)。

容器に入れたパルプをすき型枠ですくい取ります。
すくった時のパルプの量ででき上がりの再生紙の厚さが決まるので、ハガキのような厚めの紙になるよう、少し多めにパルプをすくいました。
型枠を傾けてしまうと厚さが均等にならないので、すくい上げた時に水平を保つことがコツだそうです。
万が一よれたり、すくう量を間違えたりしても、「パルプを容器に戻してやり直せるよ」と係の人が声がけしてくださったので、緊張せずに作業をすることができました。

パルプをすき終わったらその上にお好みの素材を置くのですが、今回はホビスタ特集で取り上げられていた、「デコナップ(記事はこちら)」と同様に、ペーパーナプキンの柄部分を切り抜いた物が用意されていました。
そのなかから、鳥小屋のデザインを選んでリサイクルパルプの上に可愛らしく配置。

網ですくい取ったパルプを挟み、ギューっと押して水を切ったら、さらにタオルで水分を吸い取ります。

丁寧に網をはがし、アイロンをかけて紙に含まれる水分を蒸発させていきます。

なかなか乾かないので、両面から押さえつけながらしっかりアイロンがけ。

この日はあいにくの雨で乾きにくく、家に帰ってから分厚い辞書にしばらく挟んで、平らにしながら最終仕上げをしました。
ペーパーナプキンの柄が、鮮やかに浮き上がった仕上がりに大満足です!

今回作ったパルプには接着剤などは入れておらず、紙の繊維の絡まりだけで紙に再生することができます。
すき型枠(ネットショップで300円台から)があれば自宅でも作ることができるので、牛乳パックからハガキができ上がる過程を子どもに見せながら、紙のリサイクルについて考える時間を持ってみても楽しそうですよ。

Recommend

オススメの記事