ホビスタライフ
こんにちは。布とハンドメイドが大好きな、ばくちゃんこと久場和代(くばかずよ)です。
これから初夏を迎え、店先にさまざまな夏らしいアイテムが並んでいく季節。
先日、何かこの時期らしい素敵なものはないかとショッピングをしていたところ、爽やかで可愛らしい布を見つけました。
春夏の使用にぴったりな清潔感あふれる柄の手ぬぐいです。
このまま季節用のお手拭きとして使ってもいいかなと考えましたが、ハンドメイドの火がついた私。
「あずま袋を作ってみよう!」と考えました。
「あずま袋」は、別名みゆき袋とも呼ばれていて、1枚の風呂敷や布を簡単に縫い合わせ、袋状にしたバッグのこと。シンプルなデザインなので、生地そのものの色柄が仕上がりポイントのひとつになるアイテムです。
ミシンでササッと縫っていくだけ、10分程度でできてしまうほど簡単なので、ハンドメイド初心者さんの製作におすすめですよ。
それではさっそく、購入した2種類の手ぬぐいを使った「あずま袋作り」をご紹介したいと思います。
【材料】
お好みのデザインの手ぬぐい 1枚(今回は、89㎝×33㎝のものを使用)
ポイント1、手ぬぐいで作ると簡単なのは、布のはし処理がしてあるからです。
ポイント2、今回の製作では、縫った箇所がわかりやすいよう赤い糸を使用しています。
【作り方】
1、手ぬぐいの表面(色柄のハッキリしている方)を上にして置きます。そのまま左右を折りたたむように、三つ折りにしていきます(その際、メジャーなどを使い測ってから均等に三つ折りにするのがポイント)。
2、三つ折りにした部分の、上に重なった方をひらいたら……。
3、下記画像の赤い点線の部分をミシンで縫っていきます。
こちらが縫い終わったところ。
左側の布はフリーの状態です。
4、縫った側の布を画像のように三角に折ります。
5、(2)でひらいた布を、元の位置に戻します。そのとき、画像の赤丸の角(フリーになっていた左側の布の角)が、矢印の部分((4)で三角に折った布の上部の角)に重なるようにきちっと合わせます。
三つ折りの状態に戻したところ。
6、三つ折りに戻した布の上の箇所、黄色い線部分を縫っていきます。
このとき、(4)で三角に折った布を一緒に縫わないよう気をつけてください。
縫い終わったところ。
7、これで、三つ折りにした手ぬぐいの上下が縫えました(画像は縫い終わった後の裏側の状態です。手順(6)までの過程で、三つ折り左側下の布はどの部分とも縫い閉じていない、フリーの状態になっています)。
8、縫い代部分を手前に倒して、アイロンをかけます。折り目に厚紙を当てながらアイロンをかけるのがポイントです。この工程は省略してもよいのですが、ひと手間で仕上がりがキレイになるのでしっかりと。
9、表側にひっくり返して完成です
出来上がりサイズは、横42cm、縦の一番長い箇所が43 cm、一番短い箇所が21 cmとなりました。
上の三角の部分をしばって、持ち手として使います。
さっそく、長財布とA6サイズの本を1冊、ハンドタオルを入れてみました。
今回のサイズなら、ちょっと近所へ出かけるときなど便利に使えそうです。
こちらは折りたたんだもの。
コンパクトになるので、バッグのなかに忍ばせてもよいですね。
もう1枚の手ぬぐいは、マチをつけてお弁当袋に変身。
作りがシンプルなのでアレンジも簡単です。
とても簡単に作れてしまうあずま袋。
個性的な色や柄を選べば、日常のオシャレのワンポイントにもなりますよ。
お気に入りの手ぬぐいを見つけたら、ぜひあずま袋作りにチャレンジしてみてください!
オススメの記事