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Special 特集

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ハンドメイドYouTuberにインタビュー!
動画でもっとハンドメイドが楽しくなる

ビーズステッチsapphirus(サフィラス)

チャンネル登録者数 17,294人(2018年1月25日現在)
約3年前より配信。

ビーズステッチsapphirusさんの動画では、針と糸でビーズを編む「ビーズステッチ」の作品の作り方を説明しています。説明は声ではなくテキストで示され、静かなBGMが流れます。きれいな糸さばきで美しいビーズステッチができあがっていく様子はとても優美です。
ビーズステッチ制作を初めて見る人にも難しく感じられないように、針の進行する流れが無駄なくきれいに編める方法や、なるべく糸をつながずに作れる制作方法を考え、ていねいに説明されています。一方で、経験者が見ても見応えがあるように作り方のコツも紹介しつつ、視聴者の時間を大切にしたいと、コンパクトに編集するように心がけているそう。編集の苦労がしのばれますね。
最近は4割以上が日本以外からの視聴だとのことで、動画内の材料紹介でも英語を併記し、どの材料に針を通せばよいかなどを数字やアルファベットを使って画面上に表示させる工夫が施されています。

2011年ビーズアートジャパン大賞で佳作入賞したsapphirusさんの作品。

配信者のsapphirusさんは、ビーズアートジャパン大賞で入賞するほどの実力の持ち主。以前は自分でビーズステッチ教室を開いていましたが妊娠のため教室を閉じました。残念ながらその子どもには恵まれず、これからどのようにビーズステッチに取り組んでいくか悩んでいたところ、YouTubeに詳しい夫から動画配信を勧められました。「世界中の人が生徒になるんだよ」という言葉で、「動画でビーズステッチの作り方を伝えよう」「ビーズステッチの魅力を知ってもらおう」と決心されたそうです。
※主催/ビーズアートジャパン大賞実行委員会、後援/一般財団法人日本生涯学習協議会(代表理事 広瀬光治)・ オートクチュールメティエール協会 (会長 桂由美)(2011年当時 ビーズアートジャパン大賞は、現在はコスチュームジュエリーアワードとして開催)

動画は時間短縮のため必要最小限で編集する一方で、Instagramでは写真のような装着イメージを多く配信するなど、発信媒体を使い分けていく。

「日本でビーズステッチを始めた先生方は、自分で海外に行かれて技術を習得し、レッスンをしたり、資格習得の体系を整えたりしてくださいました。こういった努力で日本に知られるようになった技術を、もっとたくさんの方々に広めたいです」とsapphirusさんは語ります。特に20~30歳代には、ビーズステッチがあまり知られていないよう。ビーズステッチを伝えるのに、主に若い世代が視聴する動画という媒体を選んだのは、若い人たちにビーズステッチの存在と魅力を知ってもらい、講師やアクセサリーデザイナーへの可能性も拓いてもらえればという希望があるからなのです。

そういった若い人や初心者に、ビーズステッチという世界に気軽に触れてもらいたいという思いから、コンテンツ企画にも配慮しています。最近は100円ショップのビーズで作る作品レシピも多く配信されています。

● 100円ショップのアイテムで作るパールブレスレットの作り方

ていねいに説明された動画でビーズステッチの基本がなんとなく理解できると、自分流に色やデザインをアレンジしたくなってきます。それがチャンネル「ビーズステッチsapphirus」のねらい。どんどん工夫を加えてもらい、あなたオリジナルのビーズステッチ作品がこの世に生み出されることを期待して配信されています。

今回ご紹介したどちらの動画配信者も、「動画だからこそハンドメイドの楽しさを表現できる」「動画だからこそハンドメイドの楽しさを伝えたい人に届く」など、「動画でこそ」伝えたい何かがありました。彼女たちは、紹介した方法を視聴者に試して欲しいだけではなく、自分の世界に取り込み、ハンドメイドを豊かに楽しんで欲しいと呼びかけています。
様々な動画から得たスキルやインスピレーションを、ぜひ皆さんの作品作りに活かしてください!

カテゴリー: アクセサリー , クリエイター , 作り方・レシピ

 

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