特集
小学生のお子さんが毎年がんばる「夏休みの自由研究」。子どもたちが自由な感性でがんばって手づくりしたものは、とても個性的だけれど、実際に飾るには斬新すぎて、こっそりとごみ箱行きになってしまうことも……。
そうならないためにも、この夏、自由研究の課題を「学習しながら、わが家に飾るインテリアを作る」にして、パパママも飾っておきたくなるような素敵な作品を、子どもたちと一緒に作ってみませんか?
子どもたちにものづくりのしくみを学んでもらうとともに、「お部屋に飾りたくなるためには、どうしたらいいだろう?」を研究してもらおう!という、パパママ一石二鳥の研究計画です。
今回は、「ゴミ箱行きにならない小学生の自由研究」(電子書籍Kindle等で公開)を執筆・出版する、ママさん3人のユニット「二子創作局so-chi(そうち)」の山崎さん(写真)にインタビューし、書籍に収録されている2作品の作り方について詳しく伺いました。
二子創作局so-chiは、子育てを通じて知り合った、女性3人のものづくりユニット。大好きな人や環境のためにするものづくりの楽しさを伝えるために活動しています。「夏休みにやらなきゃならない『自由』研究。ならば子どもたちに『お部屋のインテリアをつくる』ことをテーマに考えてもらい、捨てずに飾れる作品を作ってもらおう!と考え、電子書籍の企画を考えました」と山崎さん。
今回は、既刊書籍の中から、男の子向け、女の子向けそれぞれにぴったりな作品をHobby Style編集部が1つずつチョイスしてご紹介します。
夏らしい、窓辺で揺れるモビールを、切り絵細工で作りました。この切り絵細工は、ローズウィンドウといわれ、ステンドグラスを紙で再現したもの。窓辺に吊っておくと、日光が透けてとてもきれいです。窓辺の天井から吊り下げられればよいので、場所も取りません。
【材料】
100円ショップなどで売っているものも多くあります。
材料費は1000円程度です。
【道具】
【作り方】
① まずは、いろんな色のお花紙とセロファンを何回か折ります。
次にはさみやカッターを使い、気が向くままに模様をカットします。
外側のカットは、後の手順④で大きさを決めてからでもOKです。
② どの色や模様の組み合わせがきれいになるか、試してみます。組み合わせを決めたお花紙(セロファン)を、ラミネートフィルムで挟んでおきます。
③ 厚紙に、コンパスで2重に大小の円を描き、はさみとカッターで切り出します。
同じサイズのものをもう1枚作ります。
④ 2枚の厚紙で②の切り絵を挟み込み、木工ボンドで接着します。周りの余分な部分は切りましょう。
②~④の手順で、サイズを変えて、ローズウィンドウを3~5個作ります。
⑤ 竹ひごとテグスとローズウィンドウをつなげて、モビールを組み立てます。
竹ひごの両端にローズウィンドウを固定します。竹ひごの長さは変えてもOKです。
ローズウィンドウの厚紙の間に、針でテグス(糸)を通すと、吊す作業が簡単です。
両端の重さによって、テグス(糸)の位置が片方に寄ったり、真ん中だったりと、調整が必要です。⑤の工程は、パパママさんたちが少しだけお手伝いしてあげましょう。
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