特集
日本全国のハンドメイドクリエイターたちが集まり、作品販売・周知だけでなく、出展企業やクリエイターどうしの「出会い」「つながり」を提供する場でもある「Handmade MAKERS’(ハンドメイド・メイカーズ)」。今年2017年11月10日(金)~12日(日)に、パシフィコ横浜にて第2回が開催されます。現在、出展者を募集中です!
昨年開催された「第1回Handmade MAKERS’」に出展したクリエイター・企業の担当者さんたちに、そのときの感想や今後への思いを伺いました。
●お話を伺った方
美濃手漉き和紙工房Corsoyard(コルソヤード) 代表 澤木健司さん
――普段はどんな活動をされているのですか?
手漉き和紙の製造工房として、プロの職人や作家などが使用するような和紙を製作しています。
また、その技術を活かして、特殊なコーティングを施した手漉き和紙でジュエリーや折り紙フィギュアなどを作り、オンラインショップ等で販売しています。
――Handmade MAKERS’に出展を決めた理由は何でしょう?
和紙製作は伝統工芸。これまでは純粋に伝統工芸分野のみでの活動で、ハンドメイド業界はまったく未知の分野でした。
でも、Handmade MAKERS’などのイベントに出展することで、異なる分野のお客様や出展者、また素材や教材を販売している企業の方と交流することができる。それが製作のいい刺激になれば、と思ったんです。
――出展前にどんな準備をしましたか?
出展展示用に、一般の人も手に取りやすい新商品の開発を行いました。
また、普段からご利用いただいているお客様にお知らせするため、Facebookページで告知を行いました。Twitterも始めて、出展作品の告知を行いました。
――Handmade MAKERS’の魅力とは?
より多くの、そして多様なお客様とつながれることだと思います。伝統工芸の世界からハンドメイド業界へのアプローチはとても重要。つながりを重視したイベントがあるのは非常に助かりますね。
今年も出展予定なのですが、第1回Handmade MAKERS’と同様、新たなお客様との出会いが楽しみですし、昨年いらっしゃったお客様と再びお会いし、お話を聞けるのを期待しています。
素材からこだわり、日本で一番の紙を作る。それが「美濃手漉き和紙工房Corsoyard」の目指していることです。その願いが込められた作品を手にとっていただける場として、Handmade MAKERS’を活用していきたいと思います。
●お話を伺った方
クリエイター BELLEASIE(ベルアジィ) 仲井亜美さん
――普段はどんな活動をされているのですか?
その季節に合わせた洋服を、デザイン、パターン、縫製まで一人で行い製作しています。こだわりは着心地とシルエット。主に天然素材を使用し、毎日着たくなり、しかも長く使っていただける服を目指して製作しています。
――Handmade MAKERS’に出展を決めた理由は何でしょう?
主催者である日本ホビー協会からお声をかけていただいたのがきっかけでした。 会場には、さまざまな業種の方が来場されると聞き、新たな世界に触れられればいいな、と出展を決めました。
――出展する時に心がけたことがありますか?
ラインナップを充実させる一方、展示する作品を決める際は、Handmade MAKERS’開催の時季に手に取りたいと思われるよう、秋冬物生地を多くセレクトしました。
また、SNSなどでの告知も積極的に行い、すでにお取引のあるお客様1人ひとりに丁寧にご連絡をしました。
――Handmade MAKERS’の魅力とは?
お客様や興味のある方が、作品を実際に手にとれる場を提供していただけることです。
「BELLEASIE」では、より多くの作品を作るよりも、1つの洋服に時間をかけて取り組み製作しています。その良さをわかっていただくには、やはり現実にその手にとって、試着していただくのが一番。その場ですぐに感想がいただけたのも嬉しいですね。
以前ご購入いただいたお客様にお目にかかり、服の感想などを直接伺えるのが今から楽しみです!
次ページでは、個人クリエイターへのインタビューに続き、企業出展された方の声を紹介します。
カテゴリー:
その他の特集記事