特集
日本ホビーショーの前身である全日本ホビーショーが開催されたのは今を去ること40年以上前の1977年のこと。40年以上の歴史を持つホビーショーの変遷、歴史を振り返ってみましょう。
80年代~90年代のホビーショー
第1回 全日本ホビーショーが開催されたのは1977年。会場は日本橋三越本店7階と、現在とは比べ物にならない規模ではありましたが、6日間の開催で来場者数は23,000人。時代的な背景から、出展はニットやソーイングなど実用的なハンドメイドがほとんど。テーマも『住まいと暮らしの手づくり展』(1979年)、『暮らしに生きる手づくり展』(1981年)など、手づくりの実用性を感じさせるものでした。
その後、1980年代に入るにつれ、日本ホビーショーは会場を東京卸センター、晴海・東京国際展示場、都立産業貿易センター、池袋サンシャインシティと変遷。『誰でも時遊人』(1987年)、『楽しい・手づくり・夢づくり』(1998年)といったテーマからは、ハンドメイドの世界が実用的なものから嗜好性の強いものになっていった様子がうかがえます。ハンドメイドのジャンル拡大とともに入場者数も徐々に増加し、1991年の第15回では来場者数50,000人を突破。1996年からは会場を現在と同じ東京国際展示場(東京ビッグサイト)に移しています。
2000年代のホビーショー
2016年のホビーショー
2000年代になると、一般家庭へのPCやインターネットが爆発的に普及。IT・情報化が進むにつれ、ハンドメイドの世界もより多様化し2002年には来場者数が10万人を突破しています。出展数やジャンルも順調に拡大し、2016年には法人・個人・その他団体合わせた出店数は526。来場者数も20万人を記録するなど、ハンドメイド業界最大のイベントとして、ますます注目が高まっています。
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