ホビスタライフ
こんにちは。布とハンドメイドが大好きな、ばくちゃんこと久場和代(くばかずよ)です。
普段、私は“てづくりばくちゃん”という名前で、帆布のトートバッグや布小物の制作・販売の活動をしています。
お客様と直接話すことができるハンドメイドイベントへの出店を、これから積極的に増やしていきたいと考えていますが、そこでネックになるのが“接客”です。
「ブースに立ち寄ってくれたお客様にどう話しかけよう?」
「売りつけられると思われても嫌だな・・・」
接客に不安があるのですが、自分の作品のよいところをお客様に伝えたい気持ちもあります。
私と同じような悩みを持っているハンドメイド作家さんは多いのではないでしょうか。
接客への苦手意識を克服したいと思った私は、ハンドメイド作家として多くの出店経験があり接客についてのセミナーも開催している、イシロヨウコさんのイベント接客講座に参加してきました(イシロさんのHPはこちら)。
講座はまず、座学からスタート。
“接客=売りこみ”と思いこんでいる方はいませんか?
私はそういうものだと思っていました。
私自身が“売りこみ”をされることが嫌なので、“接客は苦手”と考えていたのです。
「自分がされて嫌なことはしない・お客様とのコミュニケーションを楽しむ」というお話のなかで、ネットで買える時代に「わざわざ足を運んでくれたことに感謝し、お客様との出会いに感謝する」ということを教えていただきました。
それを聞いて、「売りこまなくていいんだ」と気づくことができ、気持ちが楽になりました。
接客を楽しむといっても、お客様とおしゃべりするためだけにイベント出店をする訳ではありません。
自分の作品を手に取ってもらい、作品のよさを伝えることはもちろん必要です。
そこで、接客が苦手だからやるべきことを教えていただきました。
そのなかで、特に印象に残ったことが2つあります。
1、自分の作品を“客観視”する
心を込めて作った作品は自分の“分身”のような気持ちになりがちですが、接客の場面ではそれを客観視することが大事。
イシロさんによると、「自分の作品をあまり誉めすぎると自信過剰に思われてしまうかな」と遠慮がちになったり、思い入れが強すぎて「この作品は、もっと○○だったらいいのに」とお客様に意見を言われたときに否定的に捉えて落ちこんでしまったり、という作家さんが多いそうです。
講座中、参加者が持ち寄った作品を使って販売のロールプレイングを行いました。
下の画像はロールプレイングの様子。販売役とお客様役にわかれて、自然な会話から商品の説明に入っていきます。
はじめて手に取るイシロさんやほかの参加者さんの作品に対しては、すぐにその作品の魅力がみつかって、お客様にすらすらとおすすめできるのですが、自分の作品となるとウッと言葉に詰まってしまいました。
遠慮や恥ずかしいという気持ちが先に出てしまうのです。
ロールプレイングを通して、作品を客観視することの大切さを実感しました。
2、POP(ポップ)の重要性
POPとは 商品の価格・特徴などをわかりやすく大きな文字やイラストで表現した、店頭におく販促のための掲示物のこと。
接客が苦手だからこそ自分の口ですべて話して説明するのではなく、お客様の目を引き、作品の特徴がひと目でわかるPOPに接客をお願いするのも大事なことのひとつ。
イシロさんは作品作りと同じくらい「POP作り」も大切に考えているので、作品制作とは別に「POP作り」の時間を確保しているそうです。
私はつい、イベント間際まで作品作りに時間をかけてしまいますが、この話を聞いてPOP作りにしっかり時間を確保していこうと決めました。
下の画像は、イシロさんが実際にイベントで使用しているPOPです。
今回、講師のイシロさんは2週間後に大きなイベントへの参加を控えているなかでの講座でしたので、まさにイベント当日だけではない、準備段階からの“接客”について教えていただくことができました。
イベント出店したからには「作品を売らなくては!」と肩に力が入り、接客に苦手意識を持っていましたが、お客様とのコミュニケーションを楽しみながら、つながりを深めたり広げたり、今後の作品作りに生の声を吸い上げていく。そのために必要なのが、「気持ちのよい接客」なのですね。
今回の講座で接客への苦手意識がなくなり、次回のイベント出店がとても楽しみになりました。
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