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2018.11.18

藍を育てて「叩き染め」に挑戦!

いろいろなジャンルのハンドメイドに挑戦している、Me-nekoです。

我が家では毎年、自宅の小さな庭のプランターに「藍の種」をまき、育てています。
染料に使われる藍は、徳島県産(阿波藍)が有名です。徳島県立城西高等学校で、「藍の種子ネットワークづくり」という活動をしていることを知り、私も応募して種をいただきました。

藍の種まきは5月の母の日を過ぎた頃に行います。
藍は生命力の強い植物で、夏にはわさわさと葉が成長します。

葉をミキサーにかけて染料を作る染め方もありますが、今回は簡単にできる「叩き染め」に挑戦しました。芽吹いている上の方の葉が染める力が強いので、その部分を使います。

さらしを切って綿の布を用意しました。染料を作って布を浸して染める方法の場合、綿は染まりにくいのですが、叩き染めであれば綿でも染まります。
布の間に葉を挟み、ラップで挟んだ上から木の棒で叩きます。葉がカラカラになるくらいに叩くと、葉の組織の汁が染み出て布が染まっていきますよ。

葉脈までくっきり染まり、まさに季節を布に染めて移しているように感じました。

叩き終わったら乾燥しないようにビニール袋に入れ、30分くらい置いてから葉を剥がし取り、布を石けん水で洗います。

最初は葉の緑色が目立ちます。

洗って干して酸化されていくうちに、藍色に色が変化していきます。

藍の叩き染めのハンカチが出来上がりました。

染色の途中で剥がした葉が押し花のようにキレイだったので、破けないように慎重に剥がして再利用することに。

粘着式のラミネートシートにしおり紐と一緒に挟んで加工すれば、「藍の葉のしおり」まで作ることができました。

藍は切ってもどんどん伸びてくるので、葉が出ている間は何度も染料として使えます。
そして、そのまま育てると花が咲いて種を収穫することができるので、また翌年も育てることができるのです。

徳島県立城西高等学校では、毎年1~2月頃、希望者に「藍の種」をボランティアで発送しています(応募用や返信用の封筒・切手は応募者が負担。詳細はこちら)。

藍の種を無料配布している所は他にも全国にいくつかあり、配布時期や入手方法は郵送や配布先のみなどさまざまです。
「藍の種 無料配布」などで検索してみてください。

興味のある方は、ぜひ申し込んで育ててみてくださいね。

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