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Hobby Styleでは「浅草橋手づくりたうんマップ」で台東区のモノづくりが盛んなエリアのひとつ「浅草橋」を取り上げ、ショップ情報などをお伝えしています。
今回は、JR線浅草橋駅高架下周辺の店舗をピックアップ。高架下では、どんな素材が手に入るのか、どんな特徴をもったお店なのか、などをご紹介します。

はまたつ

浅草橋駅の西口改札を出て、南側に一歩踏み出した場所に「はまたつ」があります。鮮やかな黄色い看板が目印です。ご家族で経営するこぢんまりとしたお店で、「はまたつ」の名はご先祖様が「浜町の辰さん」だったところから来ているのだとか。

はまたつは、ビーズとパーツのお店です。店内には、小分けされたビーズが所狭しと並んでいます。

ハンドメイドを楽しむ上級者に人気のチェコガラスビーズも多く扱っています。ビーズ教室を開く先生方も、まずは「はまたつ」でイメージに合うビーズがあるか、チェックすることが多いのだとか。最近は、いろいろなカタチのビーズや、一つのビーズに複数の穴が開いた「マルチホール」のものが人気だそうです。

個性的なチャームや金具も豊富に揃っています。商品は、常連の方に「あれがほしい」とリクエストされて入荷したものが多く、「もうどこにあるかわからないけれど、マニアックなものが眠ってるはず」だそう。長時間、パーツのカゴやラックとにらめっこして、満足げに買っていく方も多いそうです。

店内に飾ってあるストラップやアクセサリーは、同じものが作れるキットを販売しています。目指す完成図が見えているので、ハンドメイド初心者にもおすすめです。

テグスや金具などビーズアクセサリーを作るために必要な道具も揃います。

店舗を訪れるのは、ビーズ教室の先生や長年の趣味としてビーズアクセサリーを作る方など、常連さんが多いそうです。通好みの品揃えは、ビーズ中級者以上のニーズとしっかりマッチしています。

では、初心者が行きにくいお店かというと、そんなことはありません。伸びてしまったブレスレットを持って「どう直したらいいですか」と不安そうにやってくるビーズ初心者の方もお店に立ち寄ります。初心者の方が困っていたら、修理こそ受けていないものの、必要なパーツや手順は丁寧にアドバイスし、「あとはなんとか自分でがんばって」と励ましながら送り出すそうです。

ビーズ中・上級者には、「こんな素材を探していた！」という物が見つかる。ビーズ初心者にとっては、作り方や直し方のアドバイスがもらえる。「はまたつ」は、ビーズ作りのレベルに応じた楽しみ方のあるお店です。

お店から一言
浅草橋西口、高架下で一番駅に近いお店です。定番商品からマニアックな品まで扱っていますので、お気に召すものが見つかるかと思います。ご来店をお待ちしています。

ART

高架下に沿って歩いていると、「天然石パーツART」と看板を掲げる店舗がいくつか並んでいるのに気づきます。浅草橋駅周辺に6つの店舗を構える「ART」は、天然石を扱う問屋が多い浅草橋でも、最大級のお店。その中でも、一番広い2号店はちょうど東口と西口の真ん中あたり、高架下の通りを挟んだ南側の一誠ビルに入っています。

店内に入ると、とにかくその石の数に圧倒されます。同じ長さにまとめられたさまざまな天然石が整然と並ぶ様子は、まるで色鮮やかな迷路。ずっと迷っていたくなるような、石好きの方にとって幸せな空間です。

「良いものを安く」というこだわりで仕入れている商品は、全て天然素材。そして、扱っている素材の種類の多さ、それぞれのバリエーションの多さは、浅草橋の問屋街でもダントツです。こだわりをもって石を探している方には、思い描く「アクセサリー設計図」に当てはまるものが見つかるのではないでしょうか。

近隣に店舗数が多いこともあり、とにかく数を揃えられるのも強みのひとつ。「例えば、同じものを100個ほしいと言われてもすぐに対応できます。2号店だけでもそのくらい準備していますし、他の店舗に声をかければ数百個の販売が可能です」とのこと。

金属パーツや手芸用テグスなども多く取り揃えていて、アクセサリー作りに必要な材料が全て手に入ります。

来店されるのは、業者、教室の先生、ハンドメイドをはじめたばかりの方まで様々。専門的な相談から初心者の質問まで、どんなことでも丁寧にアドバイスしてくれます。

お店から一言
確かな知識と技術を備えたスタッフがお待ちしています。どんな質問でも親身にお答えできますので、どうぞお気軽にご相談ください。

浅草橋手づくりたうんマップPart6　～浅草橋高架下編～ は、次のページに続きます。