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これから春にかけては、ホワイトデーや卒業・入学など、ギフトを贈る機会が多くなる時期。大切な作品をギフトとして選び、喜んでもらえるように、ハンドメイド作家さん、手づくり大好きさんは、全体の演出を工夫したいところです。ひと工夫で作品やギフト全体がワンランクアップする方法として、今回は、カリグラフィーを使ったアレンジをご紹介します。タグやメッセージカードに取り入れると、作品の印象がぐっと引き締まるレタリングの使い方もお伝えします。文字を描く素材によって、使い方、活かし方の幅がぐっと広がりますよ。ぜひ、挑戦してみてください。
カリグラフィー(Calligraphy)は、「美しい書き物」を意味するギリシャ語。
アルファベットを、イタリック体など特徴のある書体で書いていく技術で、別名西洋書道ともいわれています。ヨーロッパでは、古くからカードや名刺、看板などに使われているなじみのあるものです。近年は日本でも「品格と手書きのぬくもりがある」という点から、結婚式のウェディングボードやレストランのメニュー、グリーティングカードなどに取り入れられることが増えてきました。
本来は教室に通うなどの指導を受けて、基礎からさまざまな書体を書けるようになるものですが、今回は、はじめて書く方でも挑戦できるように「イニシャル」や「Thank you」などのひと言にフォーカスして、書き方や相性のよい素材、魅せ方をカリグラフィー講師 佐藤 直子さんにお聞きします。
【用意するもの】
・厚紙
デコボコがあると書くのが難しいので、つるりとしたものを。紙の種類は、ケント紙はインクがよれてしまうので、水彩紙がおすすめです。
・ペン
はじめてさんは、カリグラフィー用のマーカーペンが使いやすいです。文房具屋さんで販売されています。
・パンチ
いろいろな形にくりぬけるパンチがあると、タグやギフトボックスの装飾に便利です。
【書き方】
イタリック体大文字小文字お手本 (※ イタリック体のお手本PDF 大文字、小文字)
添付のPDFは、カリグラフィーの基本となるイタリック体で、佐藤さんに書いていただいたものです。PDFのアルファベットを見ながら、タグに書くと決めた文字を書いてみましょう。
カリグラフィー講師 佐藤 直子さんへのインタビューは、次のページに続きます。
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