特集
今年のクリスマスの準備はもうお済みですか? 今回は、「まだ何もしていない!」という方や、「時間がなくて凝ったことはできない」と思っている方でもできる、アーティフィシャルフラワー(造花)を使った、今年のトレンドを踏まえたお手軽アレンジを紹介します。アーティフィシャルフラワーを取り扱っている株式会社東京堂の鳥居信治さんと田中奈美子さんにうかがいました。
まずは、今年のトレンドを押さえましょう。東京堂さんにズバリ聞いてみたところ、今年のイチオシは下記だそうです。
・クリームカラー+深みのあるグリーン+シャンパンゴールド
・ブラック&ホワイトのナチュラルモノトーン
・きれいめナチュラルな木肌地のオーナメント
それぞれの特徴について、紹介していきます。
① クリームカラー+深みのあるグリーン+シャンパンゴールド
アンティーク調のクリームカラーに深みのあるグリーンとシャンパンゴールドを合わせ、パールやフェーザー(鳥の羽)のアクセントで上品に仕上げるのがポイント。ナチュラル素材のオーナメントやドライフラワー風の少しくすんだ感じのお花を合わせるのが今年のトレンド。
飾り棚の上を小さなツリーやリースでコーディネートすれば、一気にクリスマスの雰囲気に!やさしい色合いと落ちついたきらめきは大人が楽しめるクリスマスにぴったりです。
② ブラック&ホワイトのナチュラルモノトーン
ブラック&ホワイトの簡単なコーディネートでクリスマス気分に。人気のインダストリアルなインテリアにもマッチします。こちらもナチュラル素材を組み合わせることで、やさしい印象が加わり、LEDキャンドルを灯すとあたたかな雰囲気にもなりますよ。
③ きれいめナチュラルな木肌地のオーナメント
木肌地が素朴な素材にゴールドやキラキラのちょっとしたスパイスを加えるのがトレンド。近年の北欧系のインテリアが人気であることも背景にあるようで、木材もダークブラウンよりは明るめのトーンで、木目などもあまり目立たないきれいめなデザインがうけているそうです。どんなテイストのインテリアにもなじみやすいですよ。
赤と緑の定番カラーの組み合わせも根強い人気はありますが、今年らしさを取り入れるなら、上記の色の組み合わせを取り入れてみてはいかがでしょう。
では、実際にどのような素材を使うと「今年らしい」雰囲気になるのでしょうか。
何年か前までは、クリスマスといえば、クリスマスツリーやリースなどがメジャーでしたが、近年トレンドになっているのは、リースを始め、壁やドアに掛けたり、天井から吊るすタイプのデコレーションです。置き場所を取らずに済むのが、人気の理由でもあるようです。
近年注目を集めているのが、「スワッグ」と呼ばれるデザインです。ドイツ語で「壁飾り」という意味ですが、日本では花や植物を束ねて逆さに吊るしたデザインを「スワッグ」と呼ぶことが多いです。生花やドライフラワーでももちろんOKですが、アーティフィシャルフラワーでも飾り過ぎず、トレンドでもある「ナチュラル」を表現できます。
このほかにも、お手軽にできる壁飾りの一つとしておすすめなのが、「カレイドフレーム」と呼ばれる、刺繍用のフレームを使ったものです。
輪が二重になっていて、布を挟み込んで張り、その上に素材を貼り付けることもできますし、オーガンジーのような透ける布を2枚使って、間にアーティフィシャルフラワーを入れれば、ボンドも使わずにおしゃれな飾りが完成しちゃいます。
スワッグも、カレイドフレームを使ったものも、リースと比べると軽量。壁に画びょうやクギを刺したくないというご家庭でも、マスキングテープで貼れるので、壁を傷つけずに飾ることができちゃいます!
鳥居さんは、「アーティフィシャルフラワーは、生花と違ってお手入れ不要。枯れることもありません。花粉にアレルギーがあるという方でも、食卓や自室などに飾って楽しめます。お花の取り扱いにハードルを感じている方でも、花のある生活がより身近になると思いますよ」と話します。
アーティフィシャルフラワーは、茎の部分にワイヤーが入っているので、曲げることができますし、好きな長さに切ることもできます。そのまま使ってももちろんOKですが、曲げたり切ったりして簡単に調整できるので、イメージを形にしやすいのもいいですね。
一度作っても、作り直しが効きますし、クリスマスが過ぎたら、お正月用のアレンジへの転用も可能です。
東京堂本店では、生花と見間違えそうな高品質な造花であるアーティフィシャルフラワーブランド「MAGIQ」を取り揃えています。全国に約50店展開しているMAGIQパートナーシップショップでも購入可能です。(品ぞろえは店舗により異なります。)
全国のMAGIQパートナーショップはこちらから
既に複数種類を組み合わせて販売している商品もあるので、配色が分からないという初めての人でも安心です。
同社で展開している商品は、教室の先生など、プロの方も認める品質。造花とはいっても、かなりリアルなので高級感を醸し出せるのが魅力です。扱っているお花の種類は、なんと5000にも上るそう。
本店からほど近い「アーティス」館では、クリスマスコーナーも展開。オーナメントやリボンなど、クリスマスデコレーションをグレードアップする商品も幅広く販売しています。
麻ひも素材のリボンや、木のボール型オーナメント、木素材にガラスなどの異素材を組み合わせたオーナメントなどを付けると、トレンド感のある雰囲気に仕上がりますよ。
次のページでは、アーティフィシャルフラワーを使用したハーバリウム「アーティリウム」を紹介します。
その他の特集記事