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手芸部ってどんなところ!?」は、日ごろ見ることのできない手芸部やハンドメイド部の活動、部員のみなさんのハンドメイドにかける想いなどを紹介する企画です。vol.3では、東京学芸大学附属竹早中学校のハンドメイド部にうかがいました。部員数は、2年生5人、3年生2人の計7人(2018年10月末時点)。どんな活動をしているのかリポートします!
――現在(2018年10月末)は11月に開催する文化祭に向けた準備に大忙しというハンドメイド部にお邪魔します。
活動しているのは被服室。7人の部員のみなさんが、一つのテーブルを囲んでせっせと作品を作っています。作品を見せ合ったり、相談したりと和気あいあいとした雰囲気です。
では、3年生の部長さんと副部長さんにお話をうかがってみましょう。今は文化祭の準備をしているんですか。
部長さん: はい。毎年、文化祭では普段の活動で作ってきた作品の展示と、ワークショップを開催しています。去年は300人も来場したので、今年もたくさんの方に来てほしいと思って取り組んでいます。
――300人はすごいですね! どのような方が来場されるんですか。
副部長さん: 老若男女問わず参加していただいています。隣に竹早小学校があるので、ワークショップでは小学生でも簡単に作れるようなものを提供しています。今年はUVレジンを使ったキーホルダー、エコクラフトペーパーを使ったキーホルダー、ペットボトルキャップを使った針山作りの3つのワークショップを用意します。
来場者の方には、先着100名に私たちが手作りしたシュシュをプレゼントします。
部長さん: 20~30分くらいで作れるもので、複数の種類を作っていく方もいるんですよ。男子生徒が参加することもあります。
――文化祭は、みなさんが外部の方に対して手芸を教える場でもあるんですね。部活として、目指していることはありますか。
部長さん: 普段は、部員それぞれが作りたいものを自主的に作って活動しています。被服製作やペーパークラフト、中国結びなどさまざまです。
部長さん: ただ、文化祭は、1年間で一番大きなイベントです。日ごろは各自で好きなものを作りながらも、文化祭に向けてみんなで一つの作品を作りたいという思いがあります。
部長さん: 今年は、全員で取り組めるものとして、パッチワークが思い浮かびました。当時は6人だったので、3角形の生地をそれぞれ1枚ずつ配って刺繍し、6つをパッチワークのように組み合わせて六角形にし、一つの作品にしようと考えました。テーマは「ネイチャー(自然)」で、イメージするものを一人一人が自由に考えて、刺繍しました。
――作ってみていかがでしたか。
副部長さん: 刺繍は小学生の頃に、母に教えてもらったことがあったのですが、ここまで本格的にやるのは初めてでした。花を刺繍したのですが、自分で本を見ながら完成までに半日くらいかかりました。花びら1枚1枚の立体感を出すのが難しかったです。それだけに、できあがったときは達成感がありました。
竹早中学校 ハンドメイド部へのインタビューは、次のページに続きます。
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