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10 月のイベントといえばハロウィン。ジャック・オー・ランタンや、カボチャを使った料理を作ろうと考えている方も多いのではないでしょうか。カボチャを使うときに必ず出るのが、「種」ですが、そのまま捨ててしまっていませんか。実は、この種を使って、素敵なハンドメイド作品ができちゃうんです!今回はカボチャを含むさまざまな種を使ったブローチやイヤリングなどを手掛けている、ナチュラル工房 ta-ne さんにお話をうかがいました!
突然ですが、問題です!こちらのブローチ、パーツは何を使っているでしょうか!?
正解は、カボチャやトウモロコシ、サクランボの種、小豆といった、野菜や果物の種です!!
みなさん、野菜の種は、料理する際にいつもどうしていますか。何のためらいもなく捨ててしまっている方がほとんどではないでしょうか。
今回は、その種が主役になるハンドメイドを紹介します。ハロウィンでジャック・オーランタンを作った後に、いつもはゴミにしてしまっている種をちょっと取っておきましょう。特別な道具も必要ないので、誰でもチャレンジできますよ!
では、カボチャの種を例に作り方をご紹介します!が、その前に、種をパーツとして使えるようにするための下準備が必要です。
【下準備 3 ステップ!】
① カボチャの種を取って、きれいに洗う。からみついた繊維もよく落とす。
ハロウィンカボチャの種など、中には傷が付きやすいものもあるので、まずは手の平で洗う。タワシなどでこする際には気をつける。
このときに割れてしまったものや、押すとへこむものは捨てる。中がスカスカの種だと、作っている途中で割れてしまうことが…悲劇を避けるためにもしっかりチェックしましょう!
② ザルなどに種同士が重ならないように広げ、天気のいい日に、陽の当たるところでよ~く乾燥させる。10 日以上が目安。天気予報をチェックして、晴れが続きそうな期間に行うといいでしょう。
ここでしっかり乾いていないと、作品になってからカビが生えたりしてしまうので、急がずあせらずじっくり乾かしましょう!
③ 10日以上乾かしたら、表面に甘皮のような、薄い膜が付いている場合は、はがす。
このとき、硬さを再チェック!指先で少し強めにつまんでみて、パキッと割れてしまったり、へこんでしまうもの、キズがあるものは捨てる。
さて、やっとパーツとして種が使えるようになったところで、道具をそろえましょう!使うのはこちらです。
A レジン液
B 木工用ボンド
C ピンセット
D 絵筆
E ワインなどのコルク栓
そのほか、乾かしたカボチャの種と、他に使いたい種がある場合はそれも準備します。ブローチにする場合は、ブローチピンも用意しましょう。
ではいよいよ、作り方です!
【作り方】
① カボチャの種から、大きさや形が近いものを 8 つ選り分けます。
② ブローチの土台を作ります。コルク栓をカッターなどで 5 ㎜程度の厚さにカットします。裏側にブローチピンをボンドで付けて乾かしておきます。
③ 木工用ボンドをコルクの一面にたっぷりと塗り、選り分けたカボチャの種を、すぼまっている方が中心になるようにつけていきます。ボンドが乾かないうちに、全体のバランスを見ながらピンセットで微調整しましょう。
④ 中心部にボンドをつけ、別の種(アズキなどでも OK)を乗せます。
⑤ ボンドが完全に乾いたら、絵筆を使ってレジン液を全体にまんべんなく塗り、コーティングします。表裏 1 回ずつ、しっかり塗ります。
UV ライト照射器があればそれを使用します。なければ、日当たりのいいところに半日以上置いておき、乾かします。
完成!!ハンドメイド初心者さんでも、チャレンジできそうな気がしませんか? 次のページでは、種を使ったハンドメイドの魅力についてご紹介します。
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