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ハロウィンと聞いてイメージするのが、ジャック・オー・ランタン。大きなカボチャをくりぬいて作るものですが、実は、本場アメリカではひょうたんで作るのがポピュラーだそうです!しかも、ひょうたんなら時間がたっても腐ってしまうこともないので、長期的に使えるというメリットがあります。そこで今回はひょうたんの販売や作品作りの体験教室を運営している「田舎(でんしゃ)ごっこ」の代表、大内邦昭さんに、ひょうたんのランタン作りや、ひょうたんを使ったアートについてうかがいました。
ハロウィンのランタンは、カボチャを使うものだとついつい思ってしまいますが、アメリカではひょうたんで作るのも人気なんです。重たくて硬いカボチャとは異なり簡単に加工でき、腐ってしまうこともありません!まずは作り方を紹介します。
【作り方】
①ひょうたんを用意する
②デザインを考える。ひょうたんの表面に、エンピツで薄く下書きをしていく
③絵の具などで色を塗る
④下書き線に沿って、カッターなどで切れ込みを入れながら穴をあけていく。ライトを差し込む用の穴を、ひょうたんの底に空ける
⑤できあがり!
さらにステップアップすると、こんな作品も作れます。
お話をうかがった田舎ごっこさんの店内には数えきれないほどの数のひょうたんが展示されています。
アメリカから輸入したものもありますが、ほとんどは大内さんが所有する約1000坪のひょうたん畑で栽培・収穫したものだそうです!そしてなんと、同店で扱っているひょうたんは120種にも上るというから驚きです!そのうち、毎年作っているのは約80種。くびれた形だけだと思っていましたが、そんなにバリエーションがあるんですね。
ひょうたんと聞くと、昔話などで人が水筒として腰からぶら下げている、というイメージが強いですよね。では、大内さんはなぜ畑を持つほどまでになったのでしょうか。うかがってみると、意外なことがきっかけでした。
「手塚治虫の作品にしばしば登場する『ヒョウタンツギ』というキャラクターが昔から好きでした。実際のひょうたんでこのキャラを表現したいと思い、ちょうどいい形のひょうたんを作るために自分で栽培を始めました」(大内さん)
なんと、好きなキャラクターのフィギュアづくりが目的とのこと。趣味が高じてビジネスにつながったとは驚きですね!
そしてついに、理想のひょうたんが実り、2つを組み合わせて作ったのがこちらです!
理想的な形や大きさのひょうたんは、そうそうできるものではありません。なので、完成した作品は、まだこの1つにとどまっています。
次のページでは、ひょうたんを使った作品について紹介していきます!
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