特集
折り紙やフェルトなどでハロウィンのオーナメントをつくっている、手づくり大好きさん。今年は「切り絵」を取り入れてみませんか。「切り絵」には、ハロウィンを時に楽しく、時に幻想的に魅せるヒントがいっぱいあります。
「型紙がないと難しそう……。」そんなことはありません!
今回は、切り絵作家の藤乃優里さん、こじろーさんのハロウィンの世界をご紹介します。そして、おふたりからは、ホビスタ読者に向けて切り絵のハロウィンを楽しむヒントもいただきました。
プロの技を満喫しながら、表情豊かなジャック・オー・ランタンやかわいらしいコウモリ、切り絵のインパクトに彩りをのせたオーナメントなど、切り絵のハロウィンを楽しみましょう。
丑三つ時の訪問者
「ハロウィンは、切り絵を制作するうえで取り上げやすいテーマなんです」と語る藤乃さん。切り絵ならではの「黒」の美しさが映える作品です。ハロウィンカラーの背景色、アクセントとなる色使いも目を引きます。
Happy Halloween
切り絵は、身近な題材をデザインし、黒だけではなく色紙を使ってみるとまた違った雰囲気が出て楽しめるものです。
ハロウィンは、かわいらしいけどちょっとだけ怖さのあるキャラクターたち(コウモリやお化けなど)が主役。かわいいキャラクターを壁の隅に貼ってみたり、ライトをつけてわざと影を出したりするとより一層ハロウィンの雰囲気が出ますよ。
大きな1枚の作品をつくるのは大変ですが、小さめの切り絵作品は、簡単につくれます。ハロウィンならではのモチーフをいくつもつくって、壁や窓に貼って楽しみましょう
かぼちゃやコウモリなどをたくさんつくり、いろいろな所に飾ると楽しいです。特にかぼちゃは、目や口の角度や大きさを変えるだけで、味のある表情をつくることができます。
また、コウモリはハサミ一本で切れるので、特におすすめ。黒い紙を半分に折り、羽の部分をギザギザに切るだけでもコウモリらしく見えるんですよ。お子さんでも手軽につくることができます。
藤乃優里 プロフィール
フランス、イタリアの美術学校で絵画を学び、独自の制作活動を続け各国で展示を行う。 イタリア・フィレンツェの美術学校の卒業を機にNYに移り、テキスタイルデザインの仕事をしながら作品を発表。数年前から絵画中心の手法を変え、切り絵による作品制作をスタート。現在は平面だけではなく立体、重ねなどさまざまな手法での切り絵作品の製作を行っている。
ホームページ
www.fujino-kiritelier.com
minne
https://minne.com/@fujinoy
iichi
https://www.iichi.com/shop/fujino
次のページでは、切り絵作家こじろーさんをご紹介します。
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