特集
「mani(マニ)」(https://www.2mani2mani2.com/)は、布を染める工程からすべて手作業で制作する、テキスタイルブランドです。
~今回の出展内容と、売れ筋となった作品、注目が集まった作品について、お聞かせください。
テキスタイルブランドの「あやなす」と、アクセサリーブランドの「tissu pierre」の二つのブランドを出展しました。「あなやす」は初お披露目のブランドで、想像以上にご好評いただきました。
~伝統技術とアクセサリーを結ぶことに、どんな思いをもってのぞんでいますか?
服を着て過ごす、ということひとつとっても、私達が生きていく中で、布はごく身近な存在です。「身近な布をもっと面白く楽しんでもらいたい」という思いから、アクセサリーをつくりはじめました。技術にアイデアが加わると、一種の化学反応が起きるのです。毎回、実験を行っているような感覚で、新たに生まれる面白いものを楽しんでいます。
~今回の日本ホビーショーで、来場者から受けた声や反応、新たな出会い、つながりなどについては?
ブースを訪ねてくださった方々から「七宝焼きみたい、布に見えない、見たことない」など、たくさんの声をいただきました。宝石のような布を目指してアクセサリーを制作しているので、「布じゃないみたい!」という感想は、本当にうれしいです。
生地の「あやなす」は、今回は展示のみでした。販売を期待する声を多くいただき、いま準備を進めています。また、今回の出展により、海外出展の機会もいただきました。
~日本ホビーショーは、ほかの各種イベントとどう違うのでしょうか。
企業の出展が多いので、クリエイターにとっては、作品を見てもらえるチャンスです。また、普段は関わらないような方々との出会いや、バイヤーの方と話ができるなども、日本ホビーショーならではの魅力だと思います。つくることが好きな方がたくさん来場されているので、「この生地で○○をつくりたい」という生の声を多く聞けるのは、うれしかったですね。
~どんな作品、ジャンルが日本ホビーショー向けだと思いますか?
新しい出会いや新しいアイデアの発表の場として挑戦したい方にはぴったりのイベントだと思います。
今回は、伝統工芸の技法を取り入れたアクセサリーを出展するお二人にお話をうかがいました。伝統技術から生まれるオンリーワンの作品が時代に合わせて姿を変える。その作品は、まさに継承すべき技術や伝統工芸の魅力を物語っていました。日本ホビーショーへの出展は、作家のみなさんにとって新しい出会いの場に、そしてアイデアの広がりを大きくアシストする機会となっています。実際に作品を手に取り、作家さん作品に対する想いやこだわりを感じてみませんか。
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