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お茶や食事を楽しみながらハンドメイドができるハンドメイドカフェをご存知ですか?こうしたお店には「手芸をする目的がないと入れないのでは?」と思っている方も多いのではないでしょうか。実は、そんなことないんです!ハンドメイドをしない人でも気軽に入れる都内のハンドメイドカフェをホビスタ編集部が取材しました。
まず最初にうかがったのは、オフィスビルが立ち並ぶ銀座線「虎ノ門」駅から徒歩5分にある「Knit Cafe 森のこぶた」です。
店内は、落ち着いた色合いの木目調で統一されており、天井から数えきれないほどついている電球もいい感じです。
このお店の看板メニューは「こぶたプリン」。創業者でもある喜多見理恵さんのオリジナルレシピで、材料は卵、砂糖、牛乳だけというシンプルな味わい。表面のぶたの刻印もキュート!
甘すぎず、卵の味わいがしっかり出ていて、近年の市販品には少ない「昔ながらのプリン」が恋しいという人には、ぜひ食べていただきたい一品です!
スイーツはこのほか、バタークリームにすりつぶしたヘーゼルナッツとアーモンドを混ぜたクリームを使ったロールケーキ「ジャンドゥーヤロール」や、キャロットケーキなども用意しています。スイーツは喜多見さんご自身が焼いているとのこと。コーヒーや紅茶と一緒にいただきたいですね。
同店は朝7時にオープン。オフィス街ということもあり、朝食をとるビジネスパーソンも多いそうです。ランチタイムにはグラタンやオムライス、ハッシュドビーフなど、食べごたえのあるメニューも用意しています。
さて、店内には手芸関連の書籍が多数おかれています。いずれも店内での閲覧自由なので、手に取ってみると新たな発見があるかも。
Knit Cafe 森のこぶた
http://www.morinokobuta.com/
東京都港区西新橋2丁目2-2 澤ビル1F(東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅から徒歩5分)
営業時間: 7:00~18:00
(ラストオーダー17:30)
定休日:土曜・日曜・祝日
(ただしイベント開催時は営業)
母親に教えてもらった編み物や洋裁を、ゆっくりお茶を飲みながらできるカフェを作りたいと一念発起しオープン。喫茶店での接客・調理経験を生かし、スイーツや料理のメニューも考案。「忙しい女性も、家庭や仕事のことを忘れて癒される場」を提供している。
さて、続いて向かったのは、京王線「仙川」駅から徒歩8分の「ミシンカフェ&ラウンジ nico」です。
DIYして整えたという内装は、1960年代のイギリスとフランスのカルチャー全般が好きだという店主の中嶌有希さんがコーディネート。どこかほっとする雰囲気です。店内で流れる曲も、60年代を彷彿させるロックやポップスなどがかかっています。
このスツールも実は手作り。脚の部分は知り合いの大工さんに依頼し、座面ははけなくなったスカートや気に入った布などを使っているそうです。
こちらのお店ではコーヒーや紅茶、トマトジュースやコーラといったソフトドリンクから、ハイボールなどのお酒も提供しています。ちょっとした休憩に利用したいですね。
また、ミシン利用の予約があったお客様に限り、食事のメニューも用意しています(ただし、店内の予約状況などにより提供できないこともあります)。創業した2011年から提供しているのが「ひよこ豆のスープ」。ひよこ豆のほか、ベーコンにキャベツ、玉ねぎ、トマトソースと野菜たっぷりのミネストローネです。
隠し味に白ワインを使ったオリジナルのレシピ。ヘルシーで食べごたえがあり、体も温まります。
このほか、有希さんと一緒にお店に立つお母さんの君子さん直伝の「グラタン」も看板メニューの一つ。マッシュルームや玉ねぎの入ったソースに、トッピングはエビ&ブロッコリーか、ホウレンソウ&ベーコンのいずれか。「昔ながらの喫茶店のようなメニューを」と、提供しているそうです。有希さんが幼いころから食べていた懐かしの味を再現しました。
ミシンカフェ&ラウンジ nico
http://nico2525.exblog.jp/
世田谷区上祖師谷7-19-16(京王線「仙川」駅から徒歩8分)
営業時間:10:00~18:00(木曜日は20:00まで、日・祝は17:00まで)
定休日:月曜日
ミシンメーカーに勤務していた君子さん(写真右)に、幼いころから服を手作りしてもらっていたという有希さん(左)。「自分のために作ってもらったという特別感はかけがえのないもの」という思いから、家事を忘れてミシンができる同店をオープン。既製品のような品質のものを簡単に作れるレシピを伝授している。
次のページでは、「FabCafe Tokyo」(ファブカフェ トーキョー)をご紹介します。
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