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JR浅草橋駅西口の改札を北に出て左に歩き、信号を渡って右折。
そのまま直進すると左手にレンガ造りの店舗、「ビーズファクトリー東京店」が見えてきます。
扉を開けた瞬間に、ゆったりとした店内の入り口から店の奥までカラフルなビーズ並び、思わず“わぁ~”っと感嘆の声を上げてしまう光景が広がります。
ビーズファクトリー東京店は、老舗ビーズメーカー「株式会社MIYUKI」の東京ショールームを兼ねた店舗で、MIYUKIの取扱商品数万点のすべてがそろっています。
そのため、一般のハンドメイド好きの方から、アクセサリー作家、服飾関係のデザイナーまでと客層は幅広いそうです。
1Fでは、MIYUKIの自社製品のビーズ数千点以上とチェコビーズ、インドビーズなどを取り扱っています。
一般の手芸店ではビーズはパック販売が多いのですが、こちらの店舗では量り売りに対応している商品が豊富。“必要な分だけ購入できる”という点も、魅力の一つなのです。
2Fでは、世界中から集めたビーズやパーツを扱っており、なかにはヨーロッパのハイブランドで取り扱っているアクセサリーに使用されるパーツも並んでいます。
すでにメーカーが製造をストップしている海外のパーツなどが手に入ることもあり、こだわりの一点ものを作るアクセサリー作家さんたちに喜ばれているそうです。
また、3Fはレンタルスペースとして、アクセサリー作家さんのワークショップや店舗主催のワークショップなども開催しています。
お店から一言
豊富な品ぞろえで、長年探していたビーズやパーツが見つかることも。
宝探しにぜひご来店ください。
URL http://www.beadsfactory.co.jp/shop/tokyo.html
Facebook https://www.facebook.com/beadsfactorytokyo
JR浅草橋駅西口の改札を北に出て、左に歩き一つ目の信号を渡って右へ。次の角を左に曲がって少し歩くと、左手の角に「ボタン専門店タカシマ」が見えてきます。
中に入ると、落ち着いたアンティーク調のおしゃれな店内。
壁面にはびっしりとボタンが並んでいます。
「ボタン専門店タカシマ」は、メイドインジャパンのボタンにこだわって、常時数万点の様々な素材のボタンを取り扱うボタンの専門店です。
客層は幅広く、手芸好き、服飾関係の学生、舞台衣装関係、アイドルの衣装チーム、アパレル関係、デザイナー、ハンドメイド作家、問屋等々。
豊富な品ぞろえはもちろん、ボタンを1個から購入できることもこのお店の特徴です。
ボタン業界一筋38年の社長を筆頭に、元デザイナー、元パターンナーがスタッフとして働いており、ボタンに関するどんな方面の質問に対しても、豊富な知識で対応可能なことも強みとなっています。
取材中に来店された「コートのボタンを付け替えたい」というお客様に対し、壁面に並ぶ数万点に及ぶ種類のボタンの中から、コートの雰囲気にピッタリなものを3種類ほど素早くピックアップして、お客様にご提案する社長の姿はとても鮮やかでした。
また、取扱商品をすべて日本製にこだわっているのは、「日本の地場産業を盛り上げたい、日本のクリエイティブな世界は素晴らしいことを広め、ボタン産業の後継者作りにも貢献したい」という強い思いからだそうです。
写真は、貝ボタンの原料のタカセ貝です。
貝ボタンは一つひとつ職人さんの手作業で抜かれていきます。
20以上にも及ぶ工程を経て小さなボタンが出来上がるという、丁寧な手仕事を伝えたくお店に置いているそうです。
店内のディスプレイは、ボタンが持つストーリーを伝えてくれます。
店頭にはボタンを使用したアクセサリーや雑貨のサンプルも並んでいます。
今人気のズパゲッティ(オランダ生まれのTシャツやカットソーなどの端材を細く糸状に加工したエコ編糸)を使ったバッグ作家とタカシマのボタンのコラボ作品
スタッフが作成した、ボタンを使った雑貨やアクセサリー。
これらは、完成品の販売はしていません。
“ボタンのファッション性、可能性”の提案をディスプレイで見せているのです。
洋服以外のボタンの楽しみ方を、広く魅せてくれる。素敵ですよね。
そしてサンプル展示のもう一つの目的は、“作る喜び”の提案。
ワークショップなどの開催はありませんが、サンプル作品を見て、“作りたい”と思ったらその場で作り方の簡単なレクチャーをしてくれます。
また、必要な材料がすぐ購入できるよう、ボタン以外のパーツも販売しており、作りたいという気持ちをしっかりサポートする品ぞろえとなっています。
お店から一言
当店はネットショップも充実していますが、ネットでは紹介しきれない種類のボタンがお店には並んでいます。
知識豊富なスタッフがお待ちしております。
とにかくぜひ一度お店にきて、実際のボタンをみて手に触れてみてください。
URL http://www.bb-takashima.net/
Instagram https://www.instagram.com/takashima_button/
今回は浅草橋3丁目から5丁目にかけて、お店をご紹介しました。
どの店舗も、ひとつのテーマを専門的に扱っているお店なので、品ぞろえが豊富なのはもちろん、お話を伺ったスタッフの皆さんの知識の深さと商品に対する愛着が素晴らしかったです。
専門的店というと、“上級者、プロ向け?”と思いがちですが、初心者の方こそ、今回ご紹介した浅草橋のお店のように専門的なお店に買い物に行くことをおすすめします。詳しい知識を得ながら買い物ができるので、よりハンドメイドを楽しめるようになりますよ。
また、取材する中で、浅草橋3丁目、4丁目、5丁目は新しい店舗が増えつつある地域だということを伺いました。やはりこの地域は、目が離せませんね。
これからも「浅草橋手づくりたうんマップ」の情報は随時更新していきます。新店舗の情報があったら教えてください。
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