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あたたかい陽射しの中、休日にはお弁当を持って出かけたり、屋外でのんびりと過ごすのも気持ちのよい季節になりました。最近人気なのは写真映えするおしゃれな雑貨をたくさん使った「おしゃれピクニック」。通称「おしゃピク」です。インスタグラムやTwitter等のSNSでも、かわいい食器やカトラリー、ブランケットを使ったカラフルでおしゃれなピクニックシーンがたくさんUPされています。
公園でのランチもぐっとおしゃれな雰囲気になるので試してみたいけれど……。
「忙しくて準備にそんなに時間をかけられない」
「普段使いの紙皿や紙コップはちょっと安っぽい。
写真映えするおしゃれでリッチな雰囲気にするには……?」
「映画のワンシーンのようなカラフルなおしゃピクに憧れるけど何を揃えたらいい?」
……そんな人にぴったりなのがデコナップ(※1)を使ったオリジナル雑貨づくり。デコナップは、ペーパーナプキンや布等を専用グルー(のり)で貼る手軽なハンドメイド。一般にデコパージュとよばれる手法で、手持ちのアイテムにナプキンを貼るだけなので初心者でも簡単に、おしゃれなランチアイテムが作れます。ペーパーナプキンは市販のものでもOK。ランチボックスやカトラリー、バッグや靴まで色々な素材に使えるのでトータルコーディネートが楽しめます。残ったペーパーは普通のナプキンとしても使えるのでハンドメイドのための材料をたくさん揃えなければ、と気張る必要もなし。
(※1)デコナップは(株)アンジュの登録商標です。専用グルーデコポッジなど使用アイテムは、全国の手芸材料取り扱い店の他、通販サイトでも購入可能。詳細・購入はこちらへ。 http://ange-shop.net/
今回はデコナップをはじめハンドメイドについてのご著書も数多い、(株)アンジュのくまがいなおみ先生に、おしゃれピクニックにぴったりの雑貨の作り方や上手に仕上げるコツを伺いました。
「デコナップは初心者でも気軽に、色々なアイテムをオリジナルで作れるのが魅力。お気に入りの色柄のペーパーで楽しく簡単に雑貨をトータルコーディネートできます」
くまがいなおみ先生(プロフィール)
桑沢デザイン研究所卒業後、アメリカ、カナダに留学。帰国後は子育てをしながらトールペイントに目覚め、その世界に旋風を巻き起こす。現在(株)アンジュの専属講師として、さまざまなクラフト商材を使ったクラフト作家としても活躍。デコナップの作り方とその魅力を教える『Deconap&Decopodge』シリーズ(マガジンランド)他著書多数。
はじめに用意するのはペーパーナプキンと「デコポッジ」(のりやニスの役割をします)、筆です。ペーパーはデコナップ専用のものでも市販されているペーパーナプキンでもOK。好みのデザインを選びましょう。のりとして使うデコポッジは接着用のもの、仕上げに使う「オースパーパス」等ニス状のものなど用途に合わせ数種類あります。
≪デコナップの基本の作り方≫
1. 素材に合わせたデコナップを筆で塗ります
「上手に作るコツは、ナプキンの色とアイテムの地の色を合わせること。これなら多少はみ出ても目立たないので初心者でもきれいに仕上がります」
2. 好みのナプキンを貼ります。「ポイントはウェットティッシュを使ってナプキンと接着剤をなじませること。ウェットティッシュをナプキンの上に押しつけて破れないように空気を押し出します」
3. ドライヤーOR自然乾燥で乾かします。接着剤を塗り重ねて乾かした後、用途や素材に合わせた仕上げ用デコポッジで定着させます。「布製品には仕上げにオールパーパスを。これで水洗い可能になりますので食器や靴もOKです」
次のページでは、いよいよ「おしゃれピクニック」を楽しめるデコナップのアイデアをご紹介します。
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