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年に1度のバレンタイン。最近はがんばった自分への【ごほうびチョコ】も増えているようですが、せっかくなら【本命】や【友チョコ】でまわりの人にもハッピーになってもらいたいですよね。
そこでぜひトライしてみてほしいのが、手作りのラッピング。市販のチョコもラッピングに【ひと手間】かければ、ぐっと気持ちが伝わるギフトに変身します。
今回はそんなバレンタインの手作りラッピングについて、豊富なギフト用品を製造・販売する株式会社シモジマ・浅草橋本店さんにうかがいました。贈る相手別のアイデアやポイントなど、ぜひ参考にしてみてくださいね!
バレンタインに限らず、あなたはプレゼントをもらったとき何がうれしいですか?
「欲しいものだった」「好きなブランドだから」という意見もあるでしょう。でもじつは一番うれしいのは【自分のために】選んでくれたこと、考えてくれたことだったりしませんか?
手作りの良さはそこにあります。【あなたのために】ひと手間かけたことが伝わるので、他とちょっと差をつけることができ、気持ちも伝わりやすくなるのです。
なかでもバレンタインに注目したいのが【ラッピングの手作り】です。手作りチョコはもちろん、市販のチョコやギフト商品にも気軽に取り入れることができるので、ぶきっちょさんにもトライしやすくてオススメ。
さらに【見た目】から相手の気分を盛り上げてくれるので、「プレゼントの中身もばっちり手作り!」というハンドメイド上級者にもオススメです。
次からは、【あなたのため】という気持ちがより伝わる、贈る相手別のアイデアを紹介していきましょう。
恋人や好きな人にあげる【本命】チョコのラッピングは、他とはちがう【特別感】を演出したいもの。
シモジマ・浅草橋本店さんによると、オススメは「ゴールドやシルバーを使った、シックで高級感のあるラッピング」だそうです。パッと見は「市販のチョコかな?」と思うような高級感のあるボックスや包装紙を使い、リボンなど装飾にひと工夫することで「もしかして包装も手作り? すごい!」とじわじわ感動するような演出ができるとステキですね。
写真提供:株式会社シモジマ
たとえば写真右上のように、ボックスやリボンにレースペーパーをプラスすると【ちょっとひと手間】かけているのがさりげなく伝わるそう。
バレンタインらしさを出すなら、ハートマークをポイントにするのもいいでしょう。ハート形のレースペーパーをはさんだり、シワ加工や透ける素材の包装紙をハート形にカットしてはさんだり。工夫しだいでいろんなバリエーションが楽しめそうですね!
本命のラッピングでもう1つ重要なのが、メッセージをそえること。直接わたすつもりでも、後から文字で見るメッセージにはまたちがった味わいがあり、印象に残るものです。
カリグラフィなどの凝ったメッセージカードを作ってポイントにしてもステキですし、シンプルなラッピングに、ハート形など見た目にインパクトのあるメッセージカードをプラスするのもオススメです。
写真提供:株式会社シモジマ
お友だちや職場の同僚、ママ友など、最近は【友チョコ】をプレゼントしあうことも多いようです。
友チョコはたくさん配るので、手間とお金はそこまでかけたくないのが正直なところ。だから本命ほど気合いを入れる必要はないけれど、せっかくならよろこんでほしいし、欲をいえば皆とはちょっと差をつけたいですよね。
シモジマ・浅草橋本店さんのオススメは「インスタなどのSNS映えするような、カンタンでかわいいラッピング」です。
たとえば上の写真のように、セロハンを三角形に折ってかわいいマステ(マスキングテープ)やシールでとめたり、キャンディのようにきゅっとしぼってリボンでとめたり。
シモジマさんいわく、「その場でお互いに評価しあえる」「中身が見える」「小さめでかわいい」というのもポイントだそうです。その場で撮影し、SNSでシェアして盛り上がれるようなポップな雰囲気がいいみたいですね。
セロハン以外では、クラフト紙や麻ひももカジュアルな雰囲気でオススメです。ポップな柄のマステでデコレーションすれば、こんなにかわいくなります。幼稚園や地域の集まりでお子さんたちに配ったら、よろこばれそうですね。
なんてことない市販のお菓子でも、こんなふうに小分けしてかわいくラッピングしてもらうだけで気分が上がる【ギフト】になります。
パパや息子さんなど、ご家族にはとくにラッピングをしないという方も多いようです。けれどここまでご紹介したように、プレゼントには「見た目で気分を上げる」という面もあります。せっかくなので【家族ならでは】のラッピングを楽しんでみましょう。
シモジマさんのオススメその1は、「後で小物入れなどに使えるような、しっかり素材のかわいいボックスを使う」ラッピングです。
凝った装飾のほどこされた美しいボックスなら、中のチョコなどを食べた後でビーズやシールなど小物を入れるのにぴったり。お子さんには、動物や乗り物などのボックスを選んであげてもいいでしょう。
シモジマさんのオススメその2は、「あまった材料などでお金をかけない」というもの。たとえば上の写真のように、ジャムなどの空き瓶にハギレ布を麻ひもでとめれば、お金をかけずにナチュラルなカフェ風ラッピングのできあがり。チョコプリンやプチケーキを瓶に直接入れて作れば、さらにカンタンです。
写真提供:株式会社シモジマ
こんなふうに、エコ素材のランチボックス風ラッピングもおもしろいですね。包装用品として販売されていますし、エコ素材の卵パックを活用してもいいでしょう。
最後に、ラッピングを手作りするうえで注意したいポイントもご紹介します。シモジマさんによると、次のようなラッピングはオススメしないそうです。
・こだわりすぎて開けにくい
・かさばりすぎてゴミが増える、分別などがややこしい
・不衛生、ゴミが混入している(ラメは要注意)
バレンタインに限らず、プレゼントは「相手によろこんでもらう」ことが大切。大きすぎたり重すぎたりするボックスや袋は持ち帰るのが大変ですし、ゴミもたくさん出てしまいます。開けるのに手間のかかる包装も、相手にとって負担です。いくら気持ちがこもっていても、これではただの自己満足になってしまいます。
また、生ものには保冷剤をつけるなど、衛生面の配慮も忘れずに。ラメを使った袋やボックスは、ラメがはがれて中身についてしまうことがあるので、とくにチョコなどお菓子をラッピングするさいには注意しましょう。
バレンタインのラッピングは、相手の負担にならないこと、食品の場合はとくに安心して食べられるように配慮することが大切です。
今回はバレンタインにトライしたい手作りラッピングについて、贈る相手別にご紹介しました。いかがでしたか?
恋人と、友人と、同僚と、ご家族と……バレンタインの楽しみ方はさまざまです。ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、それぞれのシーンで手作りラッピングを楽しんでみてくださいね。ステキなラッピングは、きっとあなたと相手を笑顔にしてくれるはず♡
(ライター/本間佳苗)
お問い合わせ先 : シモジマ浅草橋本店(TEL:03-3863-5501)
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