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DIYやアクセサリーなど様々なものを「ハンドメイドする」波がどんどん大きくなっている近年、スマートフォンアプリやマルシェなど様々な方法や場所でハンドメイドクリエイターたちが活躍しています。そんなクリエイターたちが一堂に会し、様々な個性とクリエイティビティが詰まったイベントが開催されました。その名も<Handmade MAKERS’(ハンドメイド・メイカーズ)>。記念すべき第一回開催地は横浜。センスフルな刺激たっぷりの充実内容に、今後も目が離せません!
意欲あるモノづくりする人たち」を支援する<MAKERS’(メイカーズ)>の誕生から話は始まります。<MAKERS’>とは、手作りにかかわるすべての人やグループ、企業が区別されることなく、同じ空間で繋がり発信する場所・集団・ムーブメントを指します。
<MAKERS’>が目指す目的は6つ。
① 手作りの付加価値の向上
② 個人作品からブランドへ
③ 趣味をビジネスへ
④ プロフェッショナルの創出
⑤ プロクリエイター人口の増加
⑥ 企業とクリエイターのビジネスマッチング
これらをダイレクトかつ新しい視点で、さらに1か所で繋がれるよう企画されたのが<Handmade MAKERS’>という一大イベントなのです。
<Handmade MAKERS’>の特徴かつ魅力として印象に残ったのは、ワークショップが多数開催されていたこと。特にハンドメイドビギナーさんには「自分で作る」といういいきっかけにもなるはず。人気作家さんたちによるスペシャルワークショップをはじめ、多彩なジャンルのアイテムをハンドメイドできる機会がもりだくさんでしたよ。
すでにハンドメイドクリエイターとして始めている人には、ハンドメイド活動のヒントとなるセミナーやトークショーも。バイヤーや編集者によるセミナー、人気ハンドメイド作家によるトークショーなど、作家として成長するための「学べる場」があるのは魅力的だと思いました。
第1回目とはいえ、とにかく参加クリエイター数が多い<Handmade MAKERS’>。実際にクリエイターさんにお話を聞いてみました。
●藤原 有香さん/musubitto(むすびっと)
ひつじの毛を自身でつむぎ、毛糸を作る「手つむぎ家」。
★どんな活動をしているの?
ひつじのぬくもりをそのまま表現したい、という想いで糸をつむいでいます。刈った毛を丁寧に洗って干して、できるだけ手を加えません。それぞれのひつじの特徴を生かすように組み合わせたり、混ぜたりしながら物語のある糸づくりを心がけています。
★なぜ<Handmade MAKERS’>に参加したの?
羊毛のありのままの風合いをお伝えしたいと思っているんです。そのためには直接お話しをさせていただいたり、実際に触れていただくのがいちばん。ホームページなどWEB上で紹介するのは早いし便利だと思いますが、それだと作品の魅力がなかなか伝わりません。なので、WEBは使ってないんです。お客様と直接触れ合える機会が欲しくて参加しています。
●鈴木 阿以さん/ポエティーク・レ・ビジュー
ジュエリーデザイナー。イラストレーターとしても活躍中。
web site http://www.poetique-bijoux.com
★どんな活動をしているの?
イラストレーターとして活動しながらジュエリーのデザインから制作までを勉強し、2015年にブランドを立ち上げました。植物や自然の持つオーガニックなテクスチャーや造形に魅かれ、それをジュエリーに表現できたら…と思っています。
★なぜ<Handmade MAKERS’>に参加したの?
作品に込めた思いを直接お伝えしたい、というのがいちばんの理由ですね。興味を持っていただけたからこそ立ち止まって手にとってもらえるこういったイベントは、自分にとっても刺激的ですし、勉強にもなります。立ち上げて間もないブランドですので、販路拡大に繋がるきっかけを探せるのも良いと思いました。
●toshikatsu nishiuchiさん、maiko nishiuchiさん/hellbent lab.
シュールでプログレ。強烈な個性の中にひそむ上品さが魅力のブランド。
web site http://hellbent.kyo2.jp
★どんな活動をしているの?
2012年、夫婦でオリジナルデザインテキスタイルのバッグやポーチをはじめとした雑貨販売を開始しました。現在は大手雑貨店やセレクトショップ・イベント等に参加しています。様々な作家やショップとのコラボレーション商品も展開中です。
★なぜ<Handmade MAKERS’>に参加したの?
京都を拠点に制作活動をしています。僕たちの創る作品って、見ての通り「クセ(個性)」が強いでしょう(笑)?このテイストが好きな人じゃないと、なかなか手に取らない。作品自体、デザインはもちろん素材にもこだわっているので、その良さを実際にお話しし伝える機会が必要なんです。また、こういったイベントに参加することで、バイヤーさんとの出会いも生まれるのが魅力です。
西 ナターリヤさん/Swetlerra & Art
ロシア出身。世界各国を旅し、その地で受けたインスピレーションを作品化。
web site http://www.swetlerra-jewelry.com/
★どんな活動をしているの?
色々な国に出掛け、その場所で出会ったストーリーや景色をイメージに落としたアクセサリーを作っています。ポイントとなるアイテムは必ずその国のものを調達します。私の目で見た、まるで魔法のような不思議な世界を共有できたら素敵だと思い創作しています。
★なぜ<Handmade MAKERS’>に参加したの?
大勢いる海外の友達とはWEBで繋がっています。もちろん作品もそこで見てもらえます。でもせっかく今日本に住み、日本で作品を作っているのですから、きちんとお話して想いを伝えたいと思っています。私が旅した国をイメージして作ったアクセサリーを手にとってもらい、少しでも幸せな気持ちになってもらえたなら素敵ですよね。イベントに参加するたび、様々なクリエイターとの出会いもあり刺激的です。
どのクリエイターさんも<Handmade MAKERS’>に対しての想いや期待度はかなり大きく高いことを実感しました。とくに「出会いがある」ということにおいて、このイベントに非常に価値を感じてらっしゃるように思います。あちこちのブースでクリエイターさんとカスタマーが熱く会話をしている場面にも遭遇しました。クリエイターどうし情報交換をしている方もいらっしゃいましたよ。それぞれのクリエイターさんたちがそれぞれの状況に合わせ、ポジティブに<Handmade MAKERS’>を活用するイメージを描けたのではないでしょうか。
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