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2019.6.15

普通の箸をカスタマイズ!細め&漆塗り仕上げに挑戦

いろいろなジャンルのハンドメイドに挑戦している、Me-nekoです。

先日、ちょっと高級なお店で和食をいただきました。
料理の味ももちろん良かったのですが、細めで繊細な箸の存在が、料理をより上品に感じさせてくれることに気づきました。
「ぜひ自宅でも取り入れたい」と考えた私は、さっそくハンドメイドをすることに。

まずは、孟宗竹(もうそうちく)でできた箸を10膳購入。
これを、豆鉋(まめがんな)を使って削ります。
家庭にある木工用のナイフやカッターでも代用できそうに見えますが、今回は繊細シャープにまっすぐに削るために鉋を選択しました。
豆鉋は、日本の伝統家具を作る職人さんなどが使う、その名の通り小さな鉋です。
大工道具の専門店の他、ネットショップでも2000円台から購入できます。

箸で麺類を掴んだ際に滑らないよう、断面が四角く細くなるように削ってみました。

削る前と後を比べてみましょう。
写真上が、削る前の箸。
下が削った後の箸です。

削った後は、紙やすりで表面を滑らかに。
今回は、目の粗い220番(写真左)から、360番(写真中央)、最後は600番(写真右)の3種類の紙やすりを使って仕上げました。

わが家の家族は、以前から、割り箸のような無塗装の箸を好んで使っています。
滑りにくくて便利だからというのが理由ですが、無塗装の箸は、洗った後に食器カゴに無造作に入れておくと、箸の一番太い部分(天または、箸頭・はしがしら)にカビが生えて変色してくるのが難点でした。
それを防ぐために、今回の箸は、家で漆を塗って防水加工をしてみました。
半分は無塗装、半分は漆塗りのカスタマイズ箸です。

漆が乾くのを待つ間、室(むろ/漆の乾燥に必要な湿度と温度を保ったスペース)代わりのプラスチックケースで完成を待ちます。

一膳10gの箸が、削りと漆塗りを経て7gに。10膳作ったので、業務用の箸のように気軽にどんどん使えます。
箸先が細く上品な箸で、食事の時間がさらに豊かになりました。
皆さんもぜひ、普段づかいのものを、自分のお気に入り仕様にカスタマイズしてみてくださいね。

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