ホビスタライフ
いろいろなジャンルのハンドメイドに挑戦している、Me-nekoです。
2018年のゴールデンウィーク、私は以前の記事でご紹介した東急ハンズの「純銀粘土」のワークショップ(前編、後編)のほかに、「革のがま口ポーチ」作りのワークショップにも参加しました。
今回の「革のがま口ポーチ」作りで使う材料は「牛革」。
革の種類のなかでも、使うほどに変化が楽しめる「タンニンなめし革」を使用しました。
ホビスタライフの他のライターさんの過去記事にもあるように、布を縫うのとは異なり、レザークラフトでは「糸を通す穴」を縫う前にあけるそうです。
ワークショップではあらかじめ、「革を型通りに切る」「縫い穴をあける」ところまで準備されていたので、参加者は「縫う」手順からはじめることができました。
縫い糸はポリエステルにロウ引きしてある糸を使用。
布を縫うときとは異なり、糸端に玉結びをしないで縫っていくとのこと。糸が抜けてしまわないように、糸を割って針を通す方法を教わりました。
下記の画像は縫っている途中のもの。
1本の糸の両端に針を通し、革を中心に両サイドから糸がクロスするように針を交差させながら縫っていきます。
マチ部分はつぶすようにして縫います。
縫い止まりも玉留めはせず、糸に接着剤をつけて返し縫いをし、糸を切りました。
左右、同じように作業をしたら縫う作業は完了です。
さて、ここからが難関。がま口の口金をつけます。
まずは口金の内側に接着剤を少し塗布。乾かないうちに、芯になる紙紐を革のなかに巻き込むようにしながら、マイナスドライバーを使って口金に革を押し込んでいきます。
私を含め参加者全員が苦労した工程で、先生に教えていただきながら頑張ることができました。
口金がついたら、金具の端をペンチで挟んで抜けないように処理を施します。このとき、金具に傷がつかないように、あて布をしながら作業をするのがポイントです。
難関だった口金の取りつけが終わったら、完成です!
苦労をともにした参加者全員、笑顔と拍手のなか、製作を完了することができました。
今回のワークショップでは、「縫い目が見えないように内側に折り込むパターン」と「縫い目を見せるように外側に出すパターン」の2種類から、好みで選ぶことができました。私は縫い目が見えないほうをチョイス(下の画像左)。一緒に参加した小学生の息子は、縫い目を外側に出す方を選びました(画像右)。
同じ材料でも、縫い方ひとつで出来上がりのイメージが違ってくるのがレザークラフトの魅力なのだなと実感しました。
ちなみに「タンニンなめし革」は、このまま使用すると汚れや水分を吸い込んでしまうとの説明を受けました。
製作完了後は革のお手入れ方法もしっかりと教えていただき、革用のクリームを買って終了。購入したのは「エイジングクリーム」という皮革保護剤で、経年の変化を楽しめるクリームです。時折がま口ポーチにクリームを塗って磨きあげ、時間とともに深みが出てくる革の風合いを楽しんでいこうと思います。
思いがけずハンドメイド三昧になった今年のゴールデンウィーク。
東急ハンズのワークショップはとても人気があり、すぐに満席になることが多いです。ホームページの情報をチェックして、事前に予約するのがおすすめですよ。
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