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2018.5.21

純銀粘土で指輪を作る<後編>磨き

いろいろなジャンルのハンドメイドに挑戦している、Me-nekoです。

前編(純銀粘土で指輪を作る <前編>「造成と焼成」)では、「造成」と「焼成」の工程についてご紹介いたしました。
今回は最終工程である、純銀粘土の「磨き」についてお話していきます。

純銀粘土の「磨き」

ワークショップ会場に設置されていた電気炉での、指輪の焼き上がりがこちら。
まだ白くて本当に銀色になるのか不安になりますが、ステンレスブラシを使って磨くことですぐに銀の美しい色が出てきます。

めのうヘラとステンレスの磨きヘラの2つを使い、細かい部分を磨いていきます。
めのうヘラは、棒の先が貴石のメノウの石でできています。細かい部分の磨きは金属ヘラの方が向いていますが、めのうヘラはお子様が使用する際に安全であることと、金属ヘラより優しい仕上がりに磨けるそうです。

20分ほど磨いて、完成した指輪がこちら。

はじめての純銀粘土製作でしたが、満足のいく仕上がりになりました。

磨きの種類と仕上がりの違い

純銀粘土をデザインすることや焼き上げること、そして磨く工程があまりにも面白くて、後日もうひとつ作品を作りに行ってきました(粘土代金は2,150円+税でした)。
このときに重視したのが、「磨き」です。
同じデザインのものでも磨き工程に使うアイテムを変えることで、仕上がりに変化が出ることを学びました。
3種類の仕上がりパターンを製作しましたのでご紹介します。

(1)ステンレスブラシのつや消し梨地仕上げ
初回のワークショップで仕上げたのがこちらの方法。
果物の梨のようにザラザラとした表面と、鈍く光る仕上がりが特長です。

(2)スポンジ研磨剤を使ってのヘアライン仕上げ
ステンレスブラシで全体を磨いた後の表面を、スポンジ研磨剤で一方向に向かって磨くことで、細い髪の毛のような線が入る仕上がりになります。

(3)研磨剤、シルバークロス、磨きヘラを使っての鏡面仕上げ
作品をピカピカにしたい方におすすめの仕上げ方です。
焼き上がり後、表面を整えたら磨きヘラを使い、力を入れて強くしっかりと磨いて地金を締めます。最後に、研磨剤をつけたシルバークロスで仕上げ磨きをしたら完成です。
こちらは自宅でも磨きの作業を行いました。

「純銀粘土」のアクセサリー製作は、仕上がりがピカピカの本物の金属になること、その場で作って約2時間後には持ち帰れるほど短時間で出来上がるところが魅力に感じました。
自分で作った指輪を身につけるたび、デザインや焼き上げ、磨く工程すべてを思いだしてうれしくなる今日この頃。
皆さまにも純銀粘土の魅力が伝わればうれしいです。

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