ホビスタライフ
こんにちは。布とハンドメイドが大好きな、ばくちゃんこと久場和代です。
昨年、埼玉県蕨市で初めて開催された「アートむすび市 in 蕨」。
私はこのハンドメイドマルシェの運営スタッフとして参加しました(昨年の様子は、こちら。「準備編」と「当日編」)。
そして今年9月に開催された、2年目の「アートむすび市 in 蕨」にも運営スタッフとして参加。
今回の記事では、前回と比べてパワーアップした点、そして初開催では気づかなかったイベント運営の難しさなどについてレポートしたいと思います。
蕨市との協働事業に
「アートむすび市」の運営母体である、“蕨マルシェ実行委員会”(ホームページはこちら)は、2019年度から蕨市と協働し、まちの活性化と女性起業家の支援をする活動をしています(蕨市のホームページ内の該当ページはこちら)。
「蕨マルシェ」は、「蕨を元気にしたい」「古きよき蕨の新しい魅力を発信したい」という思いで発足した団体。
当初から市の協働事業を目標としてきました。
昨年は協働事業の応募時期を過ぎていたこともあって自主開催となりましたが、その後、一年をかけて入念に申請の準備を行いました。
市役所に通ってコンセプトの打ち合わせをしたり、協働する部署を検討したり……。
当初は「何それ!?」「何がしたいのか分からない」と厳しいことも言われましたが、イベントの開催だけでなく「蕨市北町の再開発」という新しいコンセプトが加わったことで、市の意向と蕨マルシェの目指すものが一致し、協働事業として認めてもらうことができました。
今回の開催にあたって、昨年と大きく変わった点は以下の3つです。
1、ポスターの原画を蕨市内の小中学生から公募した。
こちらが選ばれた原画を使用して作成したポスターです。
当日は、応募いただいた全作品の展示会も行いました。
2、蕨市内の全小中学校にチラシを配布できた。
これによって、来場者数が昨年の400名から1500名へと大幅に増えました。
3、これまで借りることができなかった範囲まで、会場を借りることができ、屋外と屋内の同時開催が可能になった。
広さが倍近くになったので、今回は、屋外25店舗、屋内15店舗、パフォーマンス6団体と出店者を増やすことができました。
当日の様子
2019年9月28日(土)、穏やかな秋晴れの日に「アートむすび市 IN わらび ~北町ハンドメイドストリート~」は開催されました。
梯子をかけて、イベントのシンボルバナーを飾りつけています。
このバナーも手作りです。
イベントが始まると、会場は大勢の人でにぎわいました。
人気のお菓子屋さんには開店直後に行列が。
店舗をそのまま外に持ち出してきたような、おしゃれな店構えの出店者さん。
ワークショップは今回も大人気でした。
今回は屋内会場も。こちらも大勢の人で熱気むんむん。
屋内でもワークショップを開催。
屋内会場でのパフォーマンスもとても盛り上がりました。
今回は会場が広いので、各所に手作りの案内板を準備しました。
イベント終了。そして次回に向けた課題
会場が大きくなったことで、より多くの魅力的な出展者の皆様に集まっていただくことができた「アートむすび市in わらび」。
当日は市長の視察があり、ケーブルテレビの取材や広報誌の掲載もありました。
ハンドメイドが好きな方にも楽しんでいただきながら、地元の方とのつながりも深めることができるイベントとなり、大盛況のうちに2回目の開催を終えることができたと思います。
しかし、初開催の時とはまた異なる反省点が見られました。
1点目は、会場や来場者が昨年に比べて倍以上の規模になったにも関わらず、スタッフ数が圧倒的に足りなかったこと。
出店者に駐輪場の整備をしてもらうなど、行き届かなかった点がみられました。
足りない人員をどう確保していくかは、今後の課題です。
私が他のイベントを取材したときの経験では、イベントのファンの方たちがボランティアスタッフを担っていると聞くことも多いです。
「アートむすび市」も、ファンが「運営を手伝いたい!」と参加したくなるよう魅力アップが目標です。
2点目は、来場人数の想定ができず、イベント開始2時間程度で飲食のほとんどが売り切れてしまったこと。
お客様の中には食べ物を楽しみにイベントに来てくれる方も多いので、ガッカリさせてしまい申し訳なかったです。
お腹を満たして滞在時間が長くなるほど、ハンドメイドの作品をみたり、より多くのワークショップに参加してもらえたりと、イベント全体が盛り上がる要因となるので、次回は見直していきたいです。
「アートむすび市」は開催2回目。まだまだ成長中のイベントです。
新たな課題をクリアしながら、年を追うごとにより多くの人に愛されるイベントに育てていきたいと思っています。
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