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2018.7.19

ハンドメイドマルシェの裏側~準備編~

こんにちは。布とハンドメイドが大好きな、ばくちゃんこと久場和代(くばかずよ)です。

7月21日(土)、私の住む埼玉県蕨(わらび)市でハンドメイドマルシェ「アートむすび市 in 蕨 ~レトロポップ~」が開催されます(出店舗数38)。
近隣の市ではハンドメイドマルシェが盛んに開催されていますが、蕨市で、ここまで規模の大きなハンドメイドイベントははじめてです。私も、とあるご縁でこのイベントの運営スタッフとして参加することに。そこで、準備編と当日編の2回にわけて、”てづくりマルシェ”の裏側をレポートしたいと思います。今回は準備編です。

イベント開催への第一歩 「蕨マルシェ」の発足

蕨市で活動するクリエイターや個人事業主の活躍の場を作り、「蕨を元気にしたい」「古きよき蕨の新しい魅力を発信したい」という思いを持った人たちが集まり、2017年9月に「蕨マルシェ」が発足。1年後に手作りイベントを開催することを目標に活動をスタートしました。

まずは「蕨マルシェ」としての実績づくり。
蕨市内の魅力的な店舗や教室、ハンドメイド作家さんに声をかけ、FacebookInstagramブログ などのSNS媒体から情報発信。新たな出会いを構築していきました。

資金がなければ、イベントができない!?

次に、イベント開催の資金源となる行政・企業からの助成金を受けることを検討しました。
企画書を作ってさまざまな団体に掛け合いましたが、タイミングが合わず残念な結果に。
今回のイベントは出店料で賄える範囲と定め、準備を進めることになりました。
画像は作成した企画書の一部です。

難航した会場探し

資金調達と並行して、会場探しも開始。
蕨市内の各所に問い合わせましたが、公共の施設は市との共同事業を行う団体しか使用できないことが分かりました。すでに2018年度の共同事業の申請時期は過ぎていたため、会場探しは暗礁に乗り上げてしまいます。
そこで、資金面・会場面で行政や企業の協力を得るのは時期的に難しいと判断し、自主開催に舵を切りました。

しかし、思い悩んでいた矢先、お声がかかりました!
公共施設ながら管理が民間委託されている、「北町コミュニティーセンター」が利用を承諾してくれたのです。
ただ、「北町コミュニティーセンター」は蕨市の体育館も兼ねているため、イベント日程を入れるのは2018年度の各種スポーツの大会日程が決まってからということに。

その後連絡があり、「蕨マルシェ」の初主催イベントの日程は2018年7月21日(土)に無事、正式決定しました。ここまでに要した時間は5カ月。ようやく、具体的なイベントの準備をはじめることができます。

イベントの色、「テーマ」を決める

私は今回、運営の中でデザイン部に所属。ポスターの打ち合わせや当日の会場ディスプレイづくりを担当しました。
「蕨マルシェ」のイベントのテーマは、「レトロポップ ~レトロの町 蕨から新しいアートの風~」。下がテーマカラーです。

これらをもとに、ポスターの原画作成を依頼(蕨マルシェの活動に賛同した絵画教室の先生が作ってくれました)。
完成原画がこちらです。

この原画を使って、デザイナーさんがポスターを作成。
出来上がったのが下記のポスターです(チラシも同じデザインです)。

来場されるお客様はもちろん、出店者の方々にも気持ちよく参加してもらえるよう、ポスターデザインでは次の3点を大切にしました。
・パッと目を引く
・お客様に情報が伝わりやすい
・出店者がメインで打ち出したいものを記載する

統一感を持った会場ディスプレイ作り

会場のディスプレイは、スタッフの持ち寄りでできる範囲に抑えつつ、統一感を出せるようなアイテムを考えました。

「蕨マルシェ」の発起人である、DIYスタジオエル 床井さんが作成したフラッグガーランド。

実際に現場に行き、フラッグガーランドの見え方を確認して微調整。

こちらは、各店舗に貸し出しをする黒板ペイントの看板。

スタッフが当日に着ける腕章も、レトロ感を出しつつハンドメイド。
ディスプレイや身につけるものなど、「手作り」で準備を進めていきました。

イベントテーマ、「レトロ」で「ポップ」な出店者探し

テーマに沿った出店者が集まらないことには、魅力的なイベントにはなりません。
実績のない団体のイベントへの出店を快諾してくれる方がいるのかは未知数。
そのため今回は募集ではなく、スタッフがお勧めのお店やクリエイターに出店をお願いしていくスタイルをとりました。

思いのほか賛同いただける方が多く、当初の予定より大幅増の38の店舗・団体が集結。
この活動により広がったご縁で町内会やなどの協力を得られ、イベントの会場「北町コミュニティーセンター」に隣接する公園を使えるようになったことも大きかったと感じています。

初のイベント開催まであとわずか、最後の仕上げへ

会場設営や運営、片づけなどすべて、スタッフ全員がはじめての経験です。
お客様や出店者様を迎えるにあたり、当日の動きを綿密にシミュレーション。
共有事項などの確認を行い最終準備です。

イベントの運営サイドは、こんなにもたくさんの準備や配慮を重ねて当日を迎えるということを、スタッフとして携わることではじめて理解することができました。
またスタッフ以外にも、多くの方がボランティアとしてさまざまな形で協力をいただけたことで、みんなでイベントを創り上げていくワクワクを感じています。

7月21日(土)日本一小さな市 蕨のハンドメイドマルシェ、初開催。
夏休みの初日にぴったりの親子で参加できるワークショップも盛りだくさんで、楽しいイベントになる予感です。

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カテゴリー: DIY , イベント参加レポート , クリエイター

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