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2017.9.6

東北伝統の「裂き織り布」でハンドメイド(1)

いろいろなジャンルのハンドメイドに挑戦している、Me-nekoです。

地域のリサイクルセンターで「裂き織り(さきおり)体験」に参加してきました。

「裂き織り」とは、布が貴重で手に入れるのが難しかった江戸時代のリサイクル技術のことで、東北地方に端を発するそうです。古くなった布を細く裂いて、横糸にして機で織り、新しい布として生まれ変わらせます。今、流行りの「アップサイクル」ですね。

最近、この「裂き織り」の独特の風合いや色の取り合わせが面白いと大変な人気で、私が申し込んだ体験会も、応募者が多く、抽選に当選しないと参加できないほどでした。

裂き織りの体験をするのは、実は今回で3回目です。体験会の1回目は、布の裂き方を教わったので、今回は、家であらかじめ布を裂いたものを持参しました(家にあった、手描き友禅の訪問着や着物の裏地など、着物の端切れ4種類です)。

裂き織りは、縦糸と横糸の組み合わせ次第で布のデザインが変わるため、織ってみないとどのような布になるのか分からないところも魅力の一つです。

また、機を織っているトントンという音が気持ちよく、集中できてとても楽しいです。

織り上がった布を見たリサイクルセンターの方から、

「マカロンのようなかわいい色合いになったね」

「裂き織りも暗い色ばかりでなく、こんなかわいらしい布に仕上げられるんだよと、若い人にも知って、そして使って欲しい」

と声をかけていただき、上々のでき栄えに大満足でした。

皆さんも、機会があれば「裂き織り」に挑戦してみませんか?

自宅で眠っている古着を再利用し、素敵な生地づくりができますよ。

 

次回は、この体験会で作った裂き織り布から生まれたハンドメイド作品をご紹介したいと思います。

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