HOME>ホビスタライフ>伝統工芸品「つまみ細工」に親しむ(2)七五三の髪飾り

Hobista Life ホビスタライフ

ホビスタライフ

2017.11.9

伝統工芸品「つまみ細工」に親しむ(2)七五三の髪飾り

こんにちは。手作りが大好きなホビスタライターNaomiです。

前回は、伝統工芸品「つまみ細工」について、ご紹介させていただきました。
前回の記事はこちら

その愛らしさに魅了され、3歳になる娘のために「つまみ細工」の髪飾りを作ってあげたいと思い、今回製作したのは……。

七五三の晴れ舞台を飾る、お祝いの髪飾り!
伝統工芸品で節目となるイベントを鮮やかにできるなんて、とても素敵なことですよね。
思いきりキュートな髪飾りを目指して、いざ製作開始です。

まず、初めに小さな正方形の布を準備。次に花びらを折っていきます(花びらの基本的な折り方はこちら)。
今回はとにかく可愛らしい印象にしたいので、花びらの先が丸くなっている「丸つまみ」で作りました。折り終えたら、花びらの根本となる部分に接着剤をつけ、5枚から9枚を組み合わせると花の形になります。
花の中心におしべ・めしべをイメージした素材をつけて、華やかな雰囲気をプラス。
「剣つまみ」で緑色の葉も表現しました。

数個の花を作ったら配置を考え、ブーケのようにくみ上げます。

それぞれを土台に載せたら完成です!
花の色は、娘のリクエストに応えて「ピンク×黄色」にしました。
愛くるしい配色と柔らかい風合い、女の子らしいでき栄えに自分でも見とれてしまうほど。

製作に余裕があったので「丸つまみ」をアレンジし、蝶々も作成。(画像左下から2番目)

「プレ七五三をしてみよう!」と娘を説得し、頭に花飾りをつけてみた画像がこちら。
飾りに下がっている銀色のビラビラしたものは、「銀ビラ」というアイテムです。これを花飾りに使ってみたのですが、一段と七五三の雰囲気が増したと思いませんか?
※銀ビラは一般的な手芸店での取り扱いは少ないですが、オンラインショップ等で購入可能です。

娘もとても気に入り、笑顔で「可愛い!可愛い!」と喜んでくれたので、本当にうれしく思いました。
江戸時代の職人さんも、舞妓さんのかんざしを作るたびに、同じようなことを言われたのかな……。そう思うと、時代が変わっても「愛される・大切にされるもの」は変わらないのだなと感じました。
人の情に支えられ、守られ、続いてきた伝統工芸。皆さんも「つまみ細工」をはじめ、いろいろな伝統工芸の”入門編”にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
時代を超えた「手作り」を楽しみましょう!

Recommend

オススメの記事