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2019.2.23

アンティーク着物をリメイクしてショールを手作り

いろいろなジャンルのハンドメイドに挑戦している、Me-nekoです。

今年、娘が成人式を迎えました。
私は普段から趣味で着物を着ていて、娘も一緒に着物で出かけることもあります。
そのせいか、当初は成人式の晴れ着に対して特別に娘からの要望はありませんでした。
ただ、「成人式の着物は、なぜか皆、同じように見える」と感じていたようで、それなら唯一無二の我が家らしい晴れ着にしようと母娘で話し合い、着物選びを始めました。

亡くなった祖母は、やはり着物が好きで、自分の娘に反物から選んで振袖を仕立てたのだそう。
30年以上も前の立派な振袖でしたが、体型がかなり違うので、悉皆(しっかい)屋に相談し、娘に合わせて仕立て直していただきました。

そして、肩にかけるショールは、私が手作りすることに。
七五三の3歳女児用のアンティーク着物を手に入れて、解いて反物に戻します。

一度、仕立てた着物を、反物に戻してほかのものに作り変えることが出来るのは、着物の持つ素晴らしさのひとつだと思います。

ショールの中に真綿を入れたかったのですが、さすがに入手が困難だったため、私が毛糸で手編みしたショールをそのまま絹地で包むことにしました。

二十歳のお祝いの気持ちを込め、チクチク手縫いでショールを縫い進めます。

完成したショールはふかふかで温かく、まるで花魁の布団のように豪華な仕上がりになりました。アンティーク着物ならではの色柄です。

成人式当日の朝、ヘアメイクは娘が自分でして、髪飾りは私がハンドメイドで作ったものをつけました。
着付けは私が自宅で行い、帯は花魁のようにだらりと前結びに。
おちゃめな青い虹色のティラノサウルスのリュックをあわせて、個性的な晴れ姿となりました。

娘は地髪をピンクにしていたこともあり、会場ではかなり目立ったそう。
たくさんの方から「かっこいい! 素敵!」と声をかけられ、本人も私も大満足でした。

ハンドメイドを活用するとオリジナル性が高まりますね。
手間と真心とアイデアを込めて準備を進めた、我が家ならではの思い出に残る手作り成人式になりました。

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