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2018.11.27

作品づくりの技術・デザイン力を磨くには

こんにちは。ハンドメイド好きが高じて、自分のアクセサリーブランド「StudioBerrymew(スタジオベリーミュウ)」を立ち上げている宮入です。

皆様は、ハンドメイドの技術やデザイン力を磨くために行っていることはありますか?
アクセサリー作りはとても奥が深く、何をどう、どこで学ぶとよいのか見定めるのは難しいものです。

見ることから「学び」は始まる

私が作品づくりで気をつけていることのひとつは、「つけ心地よく、壊れないこと」。
それを追求するために、これまで、教室へ通ったり、たくさん本を読んで試したりして技術を磨いてきました。

毎月のように資材屋さん巡りをして、展示されている作品を鑑賞することも大切ですし、
YouTubeや交流アプリなど、無料公開されている情報もとても参考になるので、はじめてのことに挑戦する際は大いに活用しています。

また、自分の製作ジャンルとはまったく違う分野のワークショップや習いごとにもよく参加しています。
なぜなら、色の組み合わせや周りの方の好み・素敵と感じられること・テーブルセッティング・教えてくださる先生方の大切にされていることを伺えるなど、まったく別の視点から刺激を受けることができ、そのすべての体験が新しい自分のデザインへ繋がっていくと感じたからです。

他にも、じっくりとプロの作品を見つめて、自分のものにしていくこともスキルを高めるためには重要な過程です。
真似をすることは、レベルアップのための「はじめの一歩」(もちろん、作家としての分別はわきまえて)。
似たような作り方やデザインで作ってみても、よいものほど「真似できない作品」であることに気がつくはずです。

よい学びは技術や知識を惜しみなく分けてくださる方々との出逢いから

様々な「見る学び」のプロセスを経て、今の私が「技術やデザイン力」を磨くために必要なのは「信頼できる人に出逢うこと」だと思うようになりました。
どんな人が「信頼できるか」は皆さんそれぞれ違うと思いますが、私の場合は、ある程度、手の内を見せてくださる方とはよりたくさん会話も進み、楽しく知識の交換ができるように感じています。

例えば下のピアスは、私の苦手な「めがね留め」という技術を使っています。
ストーンを選ぶ際に、そのストーンショップのオーナーに「めがね留め」のやり方も丁寧に教えていただくことができました。

教えていただいた技術やコツは、ひたすら数をこなして自分のやり方を見つける。その繰り返しが技術力・デザイン力のアップに繋がっていくと感じています。
どの素材同士を組み合わせたらいいのか、悩むときにはショップオーナーさんに相談してみると、自分では思いつかなかった組み合わせを提案してもらえることもありますよ。

「人との出逢い」は、お客様との関係でも同様で、「こうなっていたらいい」というご提案の声は、次の技術やデザインへ繋がっていきます。
下の「ぶどうのピアス・イヤリング」は、作った当初、私の中では「パーティー用」という固定概念がありました。
しかしあるお客様から「シンプルな白いTシャツとジーンズスタイルのときのワンポイントとして、耳元を華やかにしたら素敵ですよ」と言う声があり、その後、何人かのお客様の声を経て「普段使い」にもよいサイズ感を見つけられ定番商品となりした。

また、下のネックレスは、根元のぶどう部分から少し出るチェーンにアロマペンダントを通して使うのですが、そのチェーンの長さをどうするかとても迷っていました。チェーンが長ければアロマペンダントを通しやすいのですが、デザイン的に収まりが悪くなってしまいます。
しかし、お客様と試行錯誤を重ね、アロマネックレスに近づくギリギリの長さや、通すときのコツを見つけることができました。

StudioBerrymewの作品は、ほかの方にとって技術的に真似できないものはありません。
私は、「自分が好き、素敵だなと感じるもの」を作り続けるために、これからも学びのアンテナを広く張って、レベルアップしていきたいと思っています。

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カテゴリー: アクセサリー , ショップ

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