ホビスタライフ
いろいろなジャンルのハンドメイドに挑戦している、Me-nekoです。
8月に東京国際フォーラムで開催された、「ものづくり・匠の技の祭典2018」に行ってきました(イベント詳細はこちら)。
昨年もこちらのイベントに参加し、「へらしぼり」と「江戸切子」のワークショップを体験しました。
今年は、夏休み中の息子と一緒に参加しました。会場は、老若男女を問わず多くの方で大盛況。海外の方もたくさん訪れていたことから、「日本のものづくり」への関心がますます高まっていると感じました。
入場して、まず体験したのは大工さんの仕事。
職人さんにサポートしてもらいながら、「カンナがけ」を体験しました。
カンナは、木材に対して平行に、均等な力で引かないと曲がってしまいます。
ひらひらと紙のように薄く削れて感激! 削ったばかりのヒノキのカンナくずはとてもよい香りがしました。
次は「ノコギリ体験」です。
L字型に曲がった金属の物差しは「サシガネ」と呼ばれる道具です。木材にL字型の長い方をあて、短い方で垂直の線を引くことができるのですが、慣れていないので、線を引くだけでも難しかったです。
線は鉛筆で書くのではなく、「墨差し」を使います。先が平らで、細かく割いてある竹の平たい筆のような道具を使いました。
大工さんに見本を見せていただいてから、ギーコギーコと私と息子もチャレンジ。
ノコギリで真っ直ぐ切るのは難しく、大工さんに「息子の方がうまいな」と言われてしまいました。
次に体験したのは、「東京鼈甲(べっこう)組合連合会」によるべっ甲製作体験です。
べっ甲は、タイマイという亀の甲羅から形を切り出して磨いて作ります(参加料金は2,000円)。
最初の手順である甲羅から切り出すところからはじめると1時間以上かかるとのことで、今回はあらかじめ切っていただいた型を使うところからスタートしました。
ヤスリで角を落としながら形をキレイに整形し、表面も耐水性の紙やすりで磨いていきます。
亀の甲羅は、硬さがちょうど人間の爪くらいとお聞きしました。確かに削っていると、自分の爪をヤスリで研いでいるときのような感触。それに少し動物っぽいにおいがしました。
ヤスリで研いだあとは職人さんが磨き粉をつけて、グラインダーでさらに磨いてくださいました。
どんどん光り輝いていきます。
最後にストラップを通して、「べっこう細工のストラップ」の完成です。
光に透かすと部分的に柔らかく光を通し、とてもキレイ。素敵なものが出来上がりました。
その2では、左官漆喰塗り体験についてご紹介いたしますね。
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