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2017.9.12

匠の技の祭典レポート その1「へら絞り」

いろいろなジャンルのハンドメイドに挑戦している、Me-nekoです。

2017年8月9~11日に有楽町の東京国際フォーラムで開催された、「ものづくり匠の技の祭典」に行ってきました。

全国各地からさまざまなジャンルの職人さんが集結し、ブースを展開しているこのイベントには、一般の人向けの体験コーナーが豊富に揃っていました。その中から、2種類の職人体験をチョイスし、参加してみることに!

まず、最初に私が選んだのは、大田区の株式会社北嶋絞製作所さんが出展していた「へら絞り」の体験コーナー。「へら絞り」とは、日本が誇る高度な金属加工技術のひとつで、陶芸のろくろの金属版のようなイメージです。一般的な商品で言うと、金属でできた継ぎ目のないビアタンブラーなどに活かされている技術です。

今回は、丸い平らなステンレスの板から、縁を丸めたお皿を作ります。

後ろに職人さんが立って一緒に道具を持ってくれるので、初めてでもできましたが、ちょっとでも力を入れる場所や加減を間違えると、板がグニャグニャに曲がってしまうそうです。実際に曲がった失敗作品が置かれていて、ちょっと緊張……。

加工するときは、力を込めて曲げるのかと思っていましたが、実際には「へら」と呼ばれる道具を金属に当てる場所や動かし方の方が重要なようです。
「皿として成形する部分」と「皿の縁を丸める部分」には、それぞれ別の種類のへらを使い、形を作っていきました。
でき上がったばかりのお皿は、摩擦のせいか熱々でしたよ。

でき上がりはこちらです! 職人さんのサポートのおかげで5分もかからずにできました。

家に帰ってから、製作したお皿の内側だけをステンレスたわしや研磨剤などを使って磨いてみると、さらに輝きが増し、大満足の仕上がりになりました。

以前から一度やってみたいと思っていたのですが、大きな機械を使うので、なかなか経験できる機会がなかった「へら絞り」。まさかこのイベントで、そのチャンスに巡り合えるとは、本当にうれしい驚きです!

次回は、「Me-nekoがずっと製作したかった」2つ目の体験コーナーについて、詳しくレポートいたします!

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