ホビスタライフ
皆様こんにちは。ハンドメイド作家の桜依ひなたです。
今回はシルクスクリーンを刷って、オリジナル作品作りにチャレンジしてみました。
シルクスクリーンって何だろう?とお思いの方へ簡単に説明すると、インクが通過する穴と通過しない穴を作り印刷する、孔版画と呼ばれる技法の一つのこと。例えばプリントゴッコで使用されていた印刷法のことです。
母校の専門学校には、版画工房があり、在学中に授業を受けると、卒業後も利用することができます。今回は、卒業後初めて母校の版画工房へ行き、制作をしてきました。
在学中にはこのシルクスクリーンで、たくさんのオリジナル作品を制作したものです。
そしてポーチやペンケースなど、初めて制作を手掛けるアイテムの時は、失敗をしては工房の先生に相談をしてきました。
今回は初めて特色の蛍光ピンクを使ってみました。
先生の解決策は経験からくるもので、とてもためになります。
インクのカスレは、インクの量を少なく置いてしまったのが原因であるとか、線がズレた時は同デザインをプリントアウトした紙を使って位置決めをし、その上にシルクスクリーンを載せ、インクを置く前に紙を引っこ抜いて刷るとか。
どうしたら綺麗に刷ることができるのか、実践しながら学んでいました。
シルクスクリーンは、刷るのは短時間ですが、刷る前には版を作ったり、きれいに刷るための準備が必要だったり、事前準備にとても時間がかかります。焦って準備を怠るとうまくいきません。
そのぶんでき上がったものはクオリティが上がり、素敵なものになります。それが嬉しくてがんばることができるのです。
シルクスクリーンを習い始めた頃は、二人一組で協力しなければ完成させることができませんでした。
なぜなら、大きな版はインクを置く前にズレないようしっかり固定しなければならず、それを支える相方が必要なのです。
しかし今では一人で刷ることができるようになっているので、自分でも制作スキルが上がったと、成長を感じています。
さて、でき上がったものがこちら。
ベタ面を刷った後に線画を乗せてみました。
色合いにムラがなく、鮮やかなピンクのおかげでデザインが映え、納得のトートバッグに仕上がったと思いますが、皆様いかがでしょう?
これからも、いろいろなアイテムにシルクスクリーンを試して、技術の向上を目指し、この作品が欲しい!と思ってもらえるものを制作していきたいと思っています。
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