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2018.9.4

古代のハンドメイド!博物館で「円筒印章はんこ」作りに挑戦

いろいろなジャンルのハンドメイドに挑戦している、Me-nekoです。

この夏、池袋のサンシャインシティにある古代オリエント博物館で、夏の特別展「オリ博夏祭り! 古代オリエント博物館誕生40周年記念祭」が開催されています
(詳しい内容はこちら)。

この中で行われていた特別企画「毎日体験! 古代オリエントのワザ『メソポタミアの円筒印章はんこ作り』」というワークショップに、息子と一緒に参加してみました。
この博物館にはこれまでに何度も行っており、円筒印章は私のお気に入り展示品のひとつ。
円筒印章は、シリンダーシールとも呼ばれ、古代メソポタミアで、保管する品物の容器の蓋を粘土で封印する際に使われたものです。
中の品物が無事である証に、責任者がその封泥に円筒印章をコロコロ転がし模様を付けるのです。

説明を受けながら見本を見せていただき、白い発泡スチレン棒に鉛筆で下書きをしてから、つまようじで模様を彫っていきました。

作業時間は15分くらいと聞いていましたが、模様を彫るのがあまりに楽しくて夢中になっていたら30分が経過。
スタッフさんに、「こんなに細かく彫った人ははじめて」と驚かれてしまいました。

模様を彫り終えたら石粉粘土で粘土板を作り、転がして押してみます。
息子はエジプトのイメージなのか「目」の模様を彫っていました。思ったよりはっきり模様が見えて、完成した充実感を味わえました。

当時、実際に使われていた円筒印章は、精緻(せいち)な彫りが施された貴重なものだったのだそう。
材質もラピスラズリなど高級な石材で作ることもあり、ネックレスのように身につけていたとお聞きしました。

そこで後日、自宅で石粉粘土を使って、もう一度、円筒印章を作ってみることにしました。
粘土の半分をアクリル絵の具で着色し、マーブル状に。彫り上がったらニスを塗ります。

小さな水晶とビーズで長めの紐を作り、円筒印章を通してラリエットのように。
古代メソポタミアの時代に思いを巡らせ、親子でハンドメイド熱がますます高まりました。

子どもたちの夏休みが終わった後ですが、博物館や美術館では、秋からも他ではなかなか体験できないワークショップが企画されています。
・愛媛県歴史文化博物館
古地図でレトロなバッグをつくろう!(9月15日~11月25日の土曜日・日曜日・祝日)

・福島県立美術館
WORK SHOP MART~ものづくりの庭~(9/17)

・東京国立博物館
おとなのためのワークショップ「バティックに挑戦」(9/29・30、要事前申し込み。ファミリー向けも有)

岡谷蚕糸博物館
小石丸の繭を使った水引の飾りづくり(10/21、要事前申し込み)

・目黒区美術館
「めぐろオータムアート」
音楽と美術のワークショップ~音の玉手箱 竹と木で作るサウンドオブジェと民族楽器(10/27および28、要事前申し込み)

・渋谷区立松濤美術館
ワークショップ「紋切りあそび」(10/28)

※各ワークショップの参加費や施設の入館料、事前申し込みが必要な場合の期限などはリンク先をご確認ください。

皆さんの近くの美術館や博物館のワークショップも、ぜひチェックしてみてくださいね。

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