ホビスタライフ
いろいろなジャンルのハンドメイドに挑戦している、Me-nekoです。
私の父は「ものづくり」が好きで、「昔の子どもはおもちゃも手作りしたものだ」とよく話していました。
「五寸釘(くぎ)からナイフを作ったこともある」と聞き、私も挑戦!
金属をたたいて成形する「鍛造(たんぞう)編」と、切れるように研ぐ「研ぎ編」の2回に分けてご紹介いたします。
今回の材料となる、五寸釘。私が購入したものは、6本入りで80円でした。
ナイフを作るための道具は、家にある父が使っていた物を借りました。
まずは、アンビルと呼ばれる「たたき台(金床かなどこ)」を用意。
父の万力(まんりき:対象物を2つの口金の間に挟んで固定する道具)の横に、小さいながらもついていたので、これを使用しました。
そして、釘を金づちで叩いてみましたが、そのままでは硬くてなかなか形を作れません。
そこで、卓上で焼き鳥などをするときに使ったミニ七輪で、釘を熱してみることに。
ミニ七輪に木炭を入れ、炭火をおこします。
火の温度を上げるためには「ふいご」が必要ですが、今回は家にあるヘアドライヤーで代用しました。送風すると一気に火が立ち上りました。
ここに五寸釘を入れて、鉄が赤くなるまで熱します。
熱くなったところですぐに金床の上にのせ、金づちでカンカンとたたいていきます。
たたかれた鉄が薄くなってくると、急激に鉄の質感が変化を起こし、「切れてしまうのではないか、折れてしまうのではないか」と心配になるほど鉄が柔らかくなる瞬間が来るので、手際よく作業を進めます。
出来上がりをイメージしながらたたいて、下の画像のような形に仕上げてみました。
熱いままの釘を、バケツに張った水のなかに入れて急冷させます。
ジューッという音と煙が本格的でした。
Me-nekoの『鍛冶屋さんごっこ』、「鍛造編」はここまで。
次回は「研ぎ編」です。
今回の体験では火を使っています。
挑戦してみたいと思われた方は、安全に留意して取り組んでみてくださいね。
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