ホビスタライフ
こんにちは。ハンドメイド好きが高じて、自分のアクセサリーブランド「StudioBerrymew(スタジオベリーミュウ)」を立ち上げている宮入です。
夏休み期間中に、キッズ(幼児~小学校低学年)向けワークショップを予定されている作家さんも多いのではないでしょうか。
私は普段、大人向けのワークショップをメインに活動しています。
自分の子どもが小さい頃にキッズ向けの教室を開催したことがありますが、大人の内容そのままでは、道具の取り扱いや作業の細かさなどの難易度が高いため、内容を子供向けに少しアレンジする必要がありました。
今回の記事では、キッズを対象としたワークショップを開催する際のポイントをまとめましたので参考にしてみてください。
ワークショップの作品や作業工程を決める際は、まず参加する年代の子供たちの特徴をよく理解しておきましょう。
キッズ年齢の子供たちは、指先の力をまだ上手くコントロールできず、手芸道具を使った経験が少ない子も多いです。
キッズ年齢の子供を対象とするワークショップの場合、次の2通りが考えられると思います。
・親子で取り組む
・子供がひとりで作業をする
私自身は子供がほぼひとりで作り上げるほうが楽しいと思い、後者の内容で開催していましたが、思い出づくりや作業の手助け役として対象を最初から親子向けとするのも一案かと思います。
小学校低学年以下の子供が対象の場合は、時間短縮や安全の面から、なるべく道具を使わずに完成できる作品が良いでしょう。
どうしても道具を使用したい場合は、安全に配慮したものを選びましょう。
同じように、材料も、ビーズなら穴の大きなビーズを使用するなど、子供が扱いやすいかどうかで選ぶことがポイントです。
キッズ年齢の子供の集中力や興味が続く時間を考えると、完成までの時間は「15分程度」がベターです。
講師やスタッフ、親が作業を手助けする場合は、それも時間内に収まるように計画しましょう。
ワークショップの中で子どもに難しい工程がある場合は、講師側で事前に対応します。
その工程全てのアシストが必要な子の場合と、少し自分でやってみたい・できるという子がいる場合は、選択して対応できるようにパターンを複数用意しておくと、柔軟なワークショップになると思います。
また、ホビスタライフの過去の記事にもありますが、ワークショップの対象年齢の子供が近くにいらっしゃるようなら、その子たちに実際に体験してもらってから本番への道筋を考えるのが良いと思います(過去記事:「ワークショップイベントの準備~「お試しワークショップ」について~」はこちら)。
「子供にとってどの作業が難しいのか」は、ある程度は想像できますが、こちらが難しいと思うことでも、意外と子どもたちはできてしまう場合もあります。
子供たちがどんな作業を楽しんでいるのかを見ていると、気がつくことがたくさんありますよ。
私も、娘が小さいころに娘やお友達に試してもらい、より子供たちに喜んでもらえるようなワークショップに仕上げて実施していました。
ちなみに、私がキッズ向けに実施していたのは「デコするワークショップ」というもので、「放っておくと乾いて固まる粘土をキーホルダーのお皿に載せて、粘土に好きな飾りをつけていく」という内容でした。
子供たちは飾りを目一杯つけるのが大好きなので、当日はコストをおさえたカラフルな材料をたくさん用意しました。
未就園児から小学生まで、女の子も男の子も楽しんでいましたよ。
自由に想像力をもって作ってもらえる「キッズ向けワークショップ」を、ぜひ作り上げてくださいね。
オススメの記事