HOME>ホビスタライフ>カルトナージュで作る1台3役の「茶箱スツール」

Hobista Life ホビスタライフ

ホビスタライフ

2019.8.19

カルトナージュで作る1台3役の「茶箱スツール」

こんにちは。布とハンドメイドが大好きな、ばくちゃんこと久場和代です。

好きな布で、インテリアとして楽しめるものを作ることが大好きな私。
以前の記事「身近な材料でできる!簡単「ファブリックパネル」の作り方」でもご紹介したように、これまでにクッションカバーやファブリックパネルなどをを作ってきました。
他の種類のインテリア雑貨も作れたらと思い、今回は新たなハンドメイドの技法を取り入れました。

その名も“カルトナージュ”。布好きさんたちの間ではご存じの方も多いと思います。

カルトナージュとは、厚紙(カルトン)で作った箱に布や紙を貼って美しく装飾する、18世紀に生まれたヨーロッパの伝統工芸品です。
下の画像は私が作ったカルトナージュの箱。お気に入りの布で彩ることができます。

2年ほど教室に通いながら少しずつ作品を増やしていましたが、どうしてもカルトナージュで“茶箱を使ったスツール”を作りたくなりました。

カルトナージュは、先に説明したようにそもそもは“厚紙細工”。木と金属でできた茶箱に布を貼ることは、本来の技法とは異なります。
ですが今回は、他にも作ってみたいという生徒さんと私とでお願いをして、いつものアトリエを飛び出し特別にワークショップを開催していただきました。

教えていただいたのは、カルトナージュ作家の井上ひとみ先生(ブログはこちら)。
会場は、以前、“モノマチ10”の取材でお世話になったサンフェルトショップさんです(記事はこちら)。
※今回のワークショップは、井上ひとみ先生の教室の生徒のみを対象としたワークショップとなります。

カルトナージュでは、木工用ボンドを使って箱に布や紙を貼っていくのですが、茶箱は大きいのでタッカーという大きなホチキスのような道具で布を貼っていきます。

今回使用したタッカー。

タッカーで布をとめているところ。

タッカーは、押し込むたびに“ガシャン”と大きな音が!
まっすぐ打てるようになるまで時間がかかり、最初はとても苦戦しました。

下の画像は、茶箱の側面に巻いたキルト綿を、タッカーでとめているところです。

側面、蓋と、ガシャンガシャンと音を立てながらキルト綿や布をとめていきます。
茶箱の地肌が布でどんどん隠れていきます。


井上先生に手伝ってもらいながら、一日がかりで茶箱のスツールが見事に完成しました!

茶箱は、中に入れる茶葉が湿気らないよう気密性が高く作られているため、収納用の箱としてもとても優秀です。
これにキルト綿を入れた上から好きな布を貼ることで、収納もできる素敵なスツールに!
さらに今回は、蓋の部分にサンフェルト社のアイロン用耐熱フェルトを挟み、アイロン台にもなってしまう1台3役の優れものスツールが完成しました。

こちらは一緒に作った生徒さんの作品。
とてもキュートな仕上がりです。

布の選び方次第で、同じ箱でもまったく違った雰囲気に出来上がるのがカルトナージュの魅力。
大好きな布で、また1つお気に入りのインテリアアイテムができました。

Recommend

オススメの記事