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手芸部ってどんなところ!? Vol.2
手作りするだけじゃない!フラダンスも披露
〜葛飾区立双葉中学校〜

――次は、ボランティアチームにお話をうかがってみましょう!1 年生の山田愛彩(まや)さん、杉原麻衣さん、佐藤いろはさんです。3 人とも、慣れた手つきでミシンを使い、パウスカートを縫っています。

山田さん: 仲良しの杉原さん、佐藤さんと一緒に入部を決めました。小学校での授業以外でミシンを使ったことはありませんでしたが、今では手順を覚え、一人で使えるようになりました。

杉原さん: 小学生のときに、ティッシュケースを作った経験がありましたが、パウスカートのように大きな布を使うのは初めてなので、最初は緊張しました。この布は、私は行けなかったのですが、日暮里のトマトという生地屋さんにみんなで行って購入したものです。

佐藤さん: 学校であった事を話しながら作るのはとても楽しいです。

――フラダンスは、どのように覚えるのですか。

山田さん: もともと顧問の佐々木いつみ先生がフラダンスをやっていて、私たちに教えてくださっています。週に 1 回、ボランティアチームで集まって練習しています。最初に基礎を覚えて、今では 1 曲は完璧に踊れるようになりました。現在はさらに 2 曲を練習中です。

――4 月に入学して、約 2 カ月で 1 曲覚えたなんてすごいですね!ありがとうございました。
続いて、2 年生の太田結芙さんです。入部のきっかけを教えてください。

太田さん: 絵を描くのが好きなので、もともとは美術部に入りたかったのですが、この学校にはありません。自分で物を作るのが好きだったので、ハンドメイド部に入部を決めました。

――入部してみていかがですか。

太田さん: パウスカート作りでは、大きな布を扱うので、縫い線を地道に書く作業には骨が折れます。でも、その線に沿って真っ直ぐミシンで縫えたときはとても気持ちがいいです。

――美術部はなかったけれど、ハンドメイド部で新たな楽しみを見つけられてよかったですね!太田さん、ありがとうございました。
最後に、部長の酒井さんと副部長の佐間田さん、にうかがいましょう。二人はどうしてハンドメイド部に入ったんですか?

酒井さん: 私は母が趣味で洋服を作っているのを見ていて、やってみたいと思っていました。また、ハンドメイド部と聞いて、おとなしいイメージがありましたが、入ってみたら明るく、先輩、後輩の仲がいいのが魅力でした。

双葉中学校ハンドメイド部

先輩である酒井さんたちが、後輩の質問に答える場面も

佐間田さん: 私は酒井さんに「ハンドメイド部楽しいよ」と誘われて入部しました。せっかくなら、やったことのないフラダンスにもチャレンジしてみようと思ったので、ボランティアコースを選びました。

――ハンドメイド部なのに、フラダンスをすることには抵抗がありませんでしたか。

酒井さん: 先輩たちが踊っているのを見て、楽しそうだなと思いました。以前は部内で踊るのにとどまっていましたが、せっかく覚えたのだから、発表したい!と思い、今は年に5~6回、老人ホームで披露しています。慰問すると、おじいさん、おばあさんたちがすごく喜んでくれるので、もっと頑張ろうという気持ちになります。

佐間田さん: ぴったり息が合って踊れると、みんなで喜びを共有できます。その「わぁっ!」となる瞬間がとても好きです。

――ハンドメイド部で活動する中で、一人で作品を作るときには感じられないことや、入部してからの変化などがあれば教えてく ださい。

酒井さん: 老人ホームの方には、毎回ブローチやマスコットなどの小物を作って一人一人にプレゼントしています。
全員で、同じ材料、同じレシピで作るのですが、すべて表情が異なるのが面白いなと思いました。

双葉中学校ハンドメイド部

一つ一つ表情が異なるお花のブローチ

酒井さん: たとえばお花のブローチなら、花びらの広がり方が一つ一つ違います。みんなそれぞれの個性があるんだなということを、ハンドメイドを通じて実感しました。また、私はもともと器用な方でありませんでしたが、1 年ほどたつと、自分で考えながらミシンを使って作れるようになったと思います。

――酒井さん、佐間田さん、ありがとうございました!

◇   ◇   ◇

上記でお話をうかがった部員以外の方も、ハンドメイド部に入部した理由はさまざまなようです。たとえば、1 年生の渡邊ひな子さんは「母が手芸が得意で、作ったものをネットで販売しており、母のように作れるのを目指しています。友達から注文を受けて、キーホルダーなどを作ることもあります」と話していました。
また、2 年生の佐藤和佳奈さんは「もともと手芸が好きで、自宅でよくほつれたぬいぐるみを繕ったりしていました。ミシンを使っているときが一番楽しいです」と話していました。佐藤さんは、フラダンスチームの音響係を担当しているそうです。

手芸チームもボランティアチームも、それぞれ自主的に取り組んでいる様子が伝わってきました。「ハンドメイド部」としてフラダンスも踊るのは、ユニークな取り組みですよね。みんな意欲的に活動していました。実は、ボランティアチームの活動は、第 28 回ホビー大賞で「ハートウォーミング賞」を受賞しています。世代を超えた外部との交流があることが、部員のみなさんの刺激になっているようです。

求ム!中学・高等学校手芸部情報

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カテゴリー: 物作り , 雑貨・小物

 

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