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発想次第で使い方は無限大! マスキングテープ専門店「mt lab.」で聞いた意外で楽しい使い方カタログ

マスキングテープを使った意外・斬新なアレンジ法

では、mt lab.に情報が集まってきた、意外で新しいマステアレンジを、「使い方」を軸にして、カタログ風に見ていきましょう。きっとあなたの知らない使い方もあるはず。

1. 貼る
王道の使い方ですが、意外な場所へ「貼る」と、シンプルな場所がどんどんカラフルになります。

・ 身体へ貼る
カットしたテープを顔や腕に貼って、ボディペインティング。
また、爪の大きさに合わせて貼りトップコートを塗ると、マニキュア代わりになります。翌日すぐに落としたい場合は「貼るだけ」でも。

・ 壁に貼る
貼って剥がすのが前提のマスキングテープは、剥がしてもべたつかないので、賃貸のお部屋の壁に貼っても安心です。
写真の例では、太さ5cmのマスキングテープを連続で貼っています。切りたい上部を浮かせて貼っておき、後にカッターで家の形に切りそろえます。壁紙を傷つけないように気をつけて。
子ども部屋のアレンジ方法はこちら。子どもの身長の記録を壁に貼っておくのもアイディアの1つです。

・ 楽器に貼る
楽器は、種類によって形も色もほとんど同一なことが多いもの。これもマステで個性的にデコレーションできます。
同じバンドでおそろいのマステを使ってそれぞれの楽器をデコレーションし、統一感を出すこともできます。ピアノの鍵盤に貼れば、ドレミが楽に覚えられそうです。

・ 野菜・果物に貼る
クリスマスやお正月など、季節のオーナメントに。ハロウィンのカボチャも、黒いマステで簡単に作れます。剥がした後は洗えば食べられますよ。

2. 剥がす
塗装する際、塗りたくない場所にのみマスキングテープを貼っておき、その上から塗装を施して、塗り終わったら剥がすという、マスキングテープ本来の「養生」という使い方です。ハンドメイド好きの方なら、「ステンシル」と似た手法と思われるかもしれません。職人さんたちは、直線や角にも美しく貼り付けることができるそう。
その手法で作られたアート作品がこちら。mtを手がけるデザイナー居山氏の作品です。マスキングテープを貼り重ねて数回の塗装を施し、最後にテープを剥がすと、不思議な幾何学模様が浮き出ます。

3. 折る

・ リボンにする
帽子に貼ったマスキングテープの端を貼り合わせて、くるんと巻けば、リボンになります。
縦に貼り合わせて細いリボンにし、箸置きやコサージュのようなしっかりした立体にすることもできます。
貼り合わせる過程で中に針金を入れると、リボンの形を維持でき、好きな形に成形できます。

・ 折り込む
角をうまく折り込んで貼るのは、壁などを「養生」する職人さんならではの使用法。この方法を応用してさまざまな角度に上手に折り込むことで、テープを切らずに折目の表情を出すことができます。
写真も居山氏の作品です。

4. 切る(ちぎる)
マステの模様の輪郭に沿って切り抜き、シールにして貼るのも楽しいですが、もっとシンプルな方法でもいろいろなものが作れます。

・ 同じパターンをたくさん切る
三角や丸や正方形などをいくつも組み合わせて貼っていきます。その図形と色・模様使いで、無限の表情が出せます。無地の壁やガラス窓などは最高のキャンバスです。

・ ちぎる
マスキングテープは手でちぎるのも簡単な素材です。写真は赤色系の各種テープを用いて作った「カニ」のマステちぎり絵。かなりマニアックです。
材料に使ったマステはすべて赤色系ですが、クリスマス柄やキャラクターデザインのものも。和の素材からのみ作られたわけではないのに和風に仕上がっているところも、面白い作品ですね。

5. 書く
書き込むことで情報が入るので、利便性が高まり、意外な効果が生まれます。多くのマスキングテープは油性ペンか水性顔料ペンを使うと書き込めます。

・ ライティングボードに
黒のマステを連続して貼り、白の水性顔料ペンで書きこみ、黒板風に使えます。
写真のようにカレンダーにして、マステを重ね貼りして曜日や予定をデコレーションするのも楽しそうですね。

・ ネームプレートに
パーティーなどでは、グラスに無地のテープを貼っておき名前を書いてもらえば、混同する恐れがありません。

仕様をちょっと変えるだけで、使い方はさらに広がる

mt は、マスキングテープの概念を少し広げたオリジナル商品も展開しています。形や印刷方法をちょっと変えただけ。でも、使い方の視点が変わり、楽しみ方は大きく広がります。mt lab.には、このような個性的な商品も置いてあります。

・ 大判マスキングテープ 
大判のマスキングテープは広い面に貼れるので、インテリアのDIYに最適です。ガラスに貼れば、インテリアにも防犯対策にもなり、一石二鳥です。

・ 両面印刷テープ
「両面テープ」ではなく、両面「印刷」テープ。表と裏で違うデザインを印刷してあります。透けて見えるので、ガラスなどに貼ると、両面で異なる表情が表れます。上は貼った側から、下が貼ったガラスの向こう側から見たデザイン。昼と夜でも印象が変わります。

「自由な着想」がハンドメイドの可能性を無限大にする

mtの誕生から発展のところどころに社外発の「自由な着想」があります。それこそが、このシンプルな素材のブランドが存在感を高めてきた理由かもしれません。シンプルな素材でも、既成概念から自由になった発想やデザインで向き合うと、可能性を無限に広げることができると示しているようです。
読者の皆さんも、発想次第で、いつも使っている材料や道具の意外な用途、斬新な作品を生みだせるかもしれません。マスキングテープのように、ハンドメイド以外のジャンルの素材や道具も見直し、柔軟に使い方を考えてみると、ハンドメイドの世界がもっと楽しく広がってくるのではないでしょうか。

会社名
mt lab. (カモ井加工紙株式会社)
東京都台東区寿3-14-5
http://www.masking-tape.jp/
*mt lab.の予約は、上記Webサイトより募集開始状況をご確認の上でお願いいたします。

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