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2018.6.28

自然のなかで楽しく作る「子ども木工教室」

いろいろなジャンルのハンドメイドに挑戦している、Me-nekoです。

天気のよい5月の土曜日。都内の光が丘公園と石神井公園の2か所で開催されていた「第36回練馬区こどもまつり」というイベントに行ってきました。
こちらは、毎年5月の児童福祉週間に合わせて地元の児童館やこども会、地域の団体などが参加し、手作りの工作やゲームなどを親子で楽しむためのおまつりとして知られています(詳細はこちら)。

そのなかで、東京土建一般労働組合主催の「子ども木工教室」が開催されていて、大変な人気で行列ができていました。30人ほどの大工さんたちが、一対一で子どもに向かい合って指導してくれるとのことで、せっかくの機会だからと我が子も参加することに。

今回この教室で作成するのは、杉板を使用した取手つきの箱です。
材料はあらかじめ各パーツに切って用意されていて、小学校低学年でも参加可能という配慮がされていました。

さっそく作業を開始。
大工さんに手順を教えていただきながら、子どもが金づちで釘を打ちます。

箱の形になったら、最後に仕切り板を箱の中心部にはめ込んで、釘を打って固定します。

次は箱の角の面取りへ。
「平らにヤスリがけができるように、子どもの手が痛くならないように」と、事前に大工さんが木の板に紙ヤスリを貼って準備されていました。さすが「こどもまつり」、至れり尽くせりです。
ここから、縁のトゲを取るように丁寧にヤスリをかけていきます。

ヤスリがけが終わったら、用意されていた「子ども大工棟梁証 合格」と書かれたシールを貼って完成です!
子ども大工棟梁だなんて、かわいいですね。我が子も満足気でした。

この教室で使用された板は、一般的に販売されているものではないそうです。
売り物の板とは違い、木には節などがちらほら(下の画像)。

公園のなかでの「ものづくり」だったので、作業をするすぐ横に生えている大きな木を親子で見上げながら、子どもに「あそこに枝が伸びているね。この木の節はあの枝になる部分なんだよ」と、節のある材料だからこその説明をすることができました。
爽やかで気候がよかったこともあり、自然と触れ合いながら外で行うハンドメイドも気持ちがいいものだなぁと実感。

参加者全員が同じパーツを使っていたので出来上がりも同じなのですが、大工さんごとに組み立てていく手順が異なったのは目からうろこでした。
大げさかもしれませんが、日ごろは決まったやり方が重視されることが多いなか、「ものづくりは、自由に楽しんで取り組めるもの」ということを子どもたちに伝えられたような気がしました。

ものづくりを通じて自由な発想を学ぶと同時に、親子の時間も楽しめた「子ども木工教室」。皆さんも機会がありましたら、ぜひハンドメイドイベントに親子で参加してみてくださいね。

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カテゴリー: ワークショップ , 雑貨・小物

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