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2019.3.15

綿の実から糸を紡ぐ~糸紡ぎ体験会参加レポート~

いろいろなジャンルのハンドメイドに挑戦している、Me-nekoです。

今回は、糸紡ぎの体験会へ参加した時の様子をレポートします。
私がお世話になった「つむぐ会」さんは、「綿花栽培と、わた仕事を通して地域の人と人を紡ぎ、織り上げることで、互いに支え合い安心して生きていけるまちづくりに少しでも貢献する」ことを目指して活動されている団体です。
今回は「糸紡ぎ」の過程の中の、3つの工程を体験してきました。

綿繰り
体験会は、収穫した綿の実(コットンボール)を綿と種に分ける「綿繰り(わたくり)」の作業からスタートしました。
種のまわりにはびっしりと綿がついていて、種を取るのは大変な作業ですが、綿繰り機のハンドルを回転させると種だけが残り、分けることができます。

綿打ち
次に、種を取り除いた後の、綿のからまった繊維をほぐしてそろえる「綿打ち(わたうち)」を行いました。

日本では、古くは綿弓(わたゆみ)という道具を使って綿をはじいて綿打ちを行っていましたが、今回は、カーダーという道具で綿をとかすようにして繊維をそろえました。
この工程を行うことで、きれいな糸を紡ぐことができます。

糸紡ぎ
次はいよいよ、「糸紡ぎ(いとつむぎ)」です。
糸車を使って繊維に撚りをかけ、糸にしていきます。
講師の見本を見ながら説明を聞き、挑戦しました。

この日、糸車は種類の違う4台が用意されていました。
下は、そのうちの3台の画像です。


机の上に置いてある滑車が水平の糸車はインドの物で、チャルカと呼ばれています。

私も家でプランターに綿の種をまき、毎年コットンを育てています。
こんなに大きな糸車は持っていないのですが、小さな糸車で経験したことがあったため、少しは紡ぐことができました。
経験の有無は手の動きから分かるようで、講師に「経験したことがおありでしょう?」と声をかけていただきました。
小学校の国語の教科書に「たぬきの糸車」というお話が載っていますが、今回使わせていただいたのは、まさにそのお話に出てくるような糸車でした。

先シーズンは我が家の庭でもたくさん種をまいたので、なんと136個ものコットンボールを収穫できました。
この体験会に参加して、また種取りをがんばろうとモチベーションがあがりました。

最後には、種が5粒入ったお土産も頂きました。

綿の種まき時期は、5月の母の日を過ぎた頃です。
綿の種は、種苗店やオンラインショップで購入できます(30粒入りで800円など)。
下記では、綿の種の無料配布をも行っています(イベント開催日や締め切り等はリンク先よりご確認ください)。

・一般財団法人 綿業振興会
・公益財団法人 静岡県グリーンバンク

ハイビスカスのような美しい花が咲くので、興味のある方は育ててみてくださいね。

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カテゴリー: ワークショップ

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