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2019.1.6

パラグアイの伝統レース「ニャンドゥティ」

いろいろなジャンルのハンドメイドに挑戦している、Me-nekoです。

昨年11月に「国際交流のつどい」というイベントに参加し、
インドのサリーやモンゴルの民族衣装体験、茶道体験、モンゴルの馬頭琴の演奏、韓国のチヂミの試食などさまざまな国の文化に触れてきました。

そのなかで、私がはじめて体験したのが「ニャンドゥティ」です。
ニャンドゥティとは、南米の中心に位置するパラグアイで受け継がれてきたカラフルなレースのこと。パラグアイの先住民の言葉、グアラニー語で「蜘蛛の巣」を意味します。色とりどりの細い糸と針で生みだす、鮮やかな伝統模様がとても美しい手工芸品です。


直径3cmのニャンドゥティを編むのに、かかる時間はだいたい4時間ほど。ニャンドゥティは舞台衣装に用いられることも多いのですが、衣装として完成させるまでには6カ月から1年もかかるのだそうです。

今回のイベントでは、あらかじめモチーフの形に穴が開けられた厚紙と、針と糸が用意されており、厚紙の穴に、織物で言えば縦糸を張るように針で糸を刺していきました。
私がこれまで参加したワークショップは、作り方の説明書が用意されていることが多かったのですが、今回は外国人の先生による片言の日本語の口頭説明だけが頼り。いつも以上に注意深く説明を聞き、作業手順を覚えて真剣に作業を進めました。

次に、横糸を織り込んでいくように、縦糸を上下にすくいながら針を進めます。

横糸を張っていくと、だんだん模様が出来てきました。

最後にまわりを結びながらぐるりと縫い進め、モチーフが出来上がったら、壊れないように糊で固めます。ここまでで、約45分かかりました。
その後は糊が乾くのを待って、家での作業になります。

家に帰って、忘れないうちに、記憶を頼りに制作を再開。今度はまわりにビーズを足しました。説明書がないため、集中して講師の話を聞いていたせいか、作り方は意外と覚えていました。

糊が乾いてから、厚紙を慎重に破いてニャンドゥティを取り外します。残った糸で輪を作って丸くかがって完成です。

せっかく時間をかけて作ったので、イヤリングに仕立ててみました。
ふたつ作りましたが、形がいびつです。上手に出来るようになるにはもっと練習が必要ですね。

皆様も機会がありましたら、日本国内だけでなく、海外のハンドメイドにもぜひ目を向けてみてくださいね!

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