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2017.12.19

「クラフトマルシェ」出店レポート(1)主催者さんに聞いてみました

こんにちは。布とハンドメイドが大好きな、ばくちゃんこと久場和代(くばかずよ)です。

11月24、25日に、日本で最も面積が小さい市として知られる埼玉県蕨(わらび)市の「コワーキングスペースJOIN(ジョイン)」で開催された「クラフトマルシェ」に、トートバッグや布小物のお店を出店してきました。

「クラフトマルシェ」は、1日ごとに出店者が変わり、2日間で出店者数が9店というこじんまりとしたイベントです。
実は私、イベントに出店するのは2回目。まだまだ若葉マークが外せません。
しかしそのビギナー目線を生かして、小さな市の手づくりミニマルシェの裏側を2回にわたってレポートしたいと思います。

1回目の今回は、イベント主催者さんへの突撃インタビューです。

コワーキングスペースJOINオーナー
クラフトマルシェ主催者 大熊ひとみさん

ばくちゃん:「クラフトマルシェ」はどういった経緯でスタートして、今回で何回目ですか?

大熊さん:今回で3回目の開催となります。このワーキングスペースの名前である「JOIN」は「つながり」という思いを込めてつけた名前です。

“作り手”と“お客様”
“作り手”と“作り手”
“作り手”と“企業”

と、つながりの場を作りたいという思いで「クラフトマルシェ」を開催しています。

ばくちゃん:主催者としてどんなところに気を付け、工夫していますか?

大熊さん:出店者を選ぶときに、気を付けている点が3つあります。

1、ぬくもりのある作品づくりをする人
2、作品のクオリティーに責任を持てる人
3、一緒にイベントを盛り上げてくれる人

2番目のクオリティーにつきましては、今後、作家として活動していくことをしっかりと視野に入れているかを確認します。安易に値を下げて売るのではなく、作品レベルに見合った適正な価格を付けてほしいということを、出店者の方にはあらかじめ説明しています。

3番目の一緒にイベントを盛り上げることに関しましては、イベント当日にほかの出店者さんと楽しく協力しあっていただくのはもちろん、事前の宣伝活動もご自分の宣伝媒体(ブログ、Facebook、Instagramなど)を使って行ってほしいとお願いしています。
宣伝活動は、一人でも多くの人に作品を知ってもらうために、作家さん自身にとっても大切なことです。宣伝を主催者任せにせず、イベント後の活動を見据えてピーアール活動を行い、お客様を連れてきてほしいという思いで、出店者募集時の条件として提示しています。

また、出店者が決まってからは、同ジャンルの作品が同じ日にかたまりすぎないようにする工夫もしています。

 

ばくちゃん:このマルシェならではの、出店者側のメリットを教えてください。

大熊さん:小規模で、コワーキングスペースという通常はビジネスで活用するときに使用する場所で開催しているからこそのメリットがあります。

自分の作品を知ってもらえるキッカケの場となる
大規模なイベントに比べて出店者が少ないぶん、お客様はすべての出店者の作品を満遍なく見ていかれる方が多いです。つまり、お目当ての作家さん以外の作品も手に取ってもらえる確率が上がります。

来場者数イコール売上高ではない
来場者は少ないですが、先ほどお話したようにお客様に作品を手に取ってもらえる機会は多いです。作家さんによっては、「大規模イベントに出店したときより売り上げが多い」とおっしゃる方もいらっしゃいますよ。

次のステップにつながる
自宅などで教室を開いている作家さんにとっては、近場のイベントに参加することで未来の生徒さんに教室を知ってもらえる機会となります。
当スペースでは1day教室の開催も可能なので、「いつか教室を」と考えている作家さんにとっては、来場したお客様にニーズを直接リサーチすることができます。リサーチ結果を踏まえてトライアルレッスンの開催につなげることができるので、教室開催までの現実的なステップが見えてきます。

 

ばくちゃん:私はこれまで、「どこに出店するかは、開催地や出店料などを基準に決めればいいのかな」と、なんとなく思っていました。
お話を伺ってみて、主催者側の思いを知ることや、今後の活動にどうつなげていきたいのかを考えながら、イベントを選んで出店することが大切だとわかりました。
大熊さん、お忙しいところありがとうございました。

次回は、イベント当日の様子や私のブースの様子をご報告しますね。

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